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Nikon D1H, AF Nikkor 50mm f/1.4D
「ビールが美味い季節になってきたね」 と僕が言った。
「まぁ、僕の故郷では年中こんな感じさ」 と象は教えてくれた。
「夏が来ると、故郷が恋しくなったりしないかい?」
「年中、恋しいさ。でも、ここでこうやっているのも悪くはないよ。
暑い夏が来てビールを飲んだら、どこにいても君は僕のことを思い出してくれるだろう?
もし僕が忘れられて箪笥の隙間に落っこちて埃だらけになっていても、
きっと君は僕を思い出して、一所懸命探して見つけ出してくれるはずさ。
そうして、また一緒にビールを飲んでくれるだろうからね」
「もちろんだよ。君は僕の夏の一部だからね」
僕はそう言って乾杯し、ラジオから流れてくるレイナード・スキナードの「スウィート・ホーム・アラバマ」にあわせて歌った。
網戸越しに入ってきた風が部屋のカーテンを揺らした。
扇風機はゆっくりと夏の空気をかき混ぜていた。
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明日は、久しぶりのスタジオ入り。
ここのところ仕事が忙しすぎたので、新曲 2 曲は歌詞カードとコード譜だけにしようと思ったのだけど、やはり不安。夕飯後、仕事を急いで片付けて、2 曲の内の 1 曲は全パートを 1 テイクだけで録ってデモ音源作成。
ドラムは途中でスティック落っことしているし(笑)、ベースはリフレインで盛り上がってチョッパーやりまくって1人エンディングで終われてないし(笑)、ギターは自分で作った曲なのにコード間違えそうになってるしっ!
でも、音源ないよりましだよね。許してね。> JT 氏。miki 君。
もう1曲の方は、デモ音源作成している時間もなかったので、アイデアメモとして録音してた Cubese のトラックをそのままオーディオミックスダウンして作成。こちらはボーカル入ってないし、2題目は歌詞がないし、構成も決まってないけど、こっちも許してね。あくまでデモ音源、ってことで!
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Olympus E-P1, Voigtländer Nokton classic 40mm F1.4 MC
元々“シャープネス”を上げた写真が嫌いなんだけど、特にこのレンズで撮った写真にはシャープをかけたくないな。このぼんやり具合、けだるい感じが出ててイイっす。とはいえ、開放 1.4 じゃ全体に紗がかかったみたいになっちゃうのでやり過ぎ。1 段絞り込むだけでやわらかいまま紗が取れて良い感じになるよね。
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今日は全国的に曇りや雨だったようですね。せっかくの日食だったのにね。
こちらもずーっと曇り。太陽がどっちに出てるかも分からない。でも、ウチのエディタのワタさんから「こっちでは雲の切れ間から日食撮れました」との緊急コール。
外に出てみたけど、やっぱりダメ。あきらめて仕事を再開したら少し空が明るく。慌てて外に出ると、雲の薄くなったところからうっすらと欠けた太陽が。
Pentax K20D, smc Pentax FA135mmF2.8[IF]
あまりに曇っているので余裕で肉眼で見れる。しかも大してまぶしくない。フィルタもなーんにも使わずに普通にカメラで撮れました(笑)。
もう随分日食が終わっていたけど、ま、一応、日食を見た、ということで!
Nice にて - Pentax K20D, smc Pentax FA77mmF1.8 Limited
最近はシャワータイムが作曲タイム。
シャワーしていると、歌詞とかメロディがどんどん出てくる・・・ようになった。
シャワーから出てきたら忘れないうちに大慌てでコードを取って、メロディをメモする。最後に歌詞をメモっておいて貯めておく。昔は、こういうアイデア メモもその “空気感” をすぐ忘れちゃってよく困ったんだけど、最近は覚えてて、何日か後のシャワー中にその続きからメロディーが出てきたりする。
学生の頃は「作曲しよう」と意識して作曲“作業”をしてたけど、今はそんなこと全然考えてなくて、勝手にメロディが沸いてくる。ちょっと前進?
今回の曲は 2 曲とも歌詞がキモになってます。そういうのもここのところの傾向。
次回の練習のときに新曲持っていくことになっているので、それまでにデモ音源を作っておきたいのだけど、仕事で手一杯でなかなか作ってる時間がない。一応、1 曲だけコード譜と歌詞カードを作った。もう 1 曲の方は、ちょっと歌詞カードとコード譜じゃ雰囲気が伝わらないので、デモ音源を作らないとなぁ・・・
ウチのバンドは、オリジナル曲しか演らないし構成もトリオなので、ライブではなかなか厳しい。
多人数構成&カバー曲のバンドとカップリングされるとキツいけど。でも、カバー演るなら別に僕らじゃなくていいし、本物を CD で聴いてる方がよほどいいだろうから、カバーは演る意味があまりない。
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精神的にキツい時の方が、良い曲が書けたり、良い写真が撮れたり、良い文章が書けたりする。
なかなか、全部うまくはいかないね。
Nice にて - Fujifilm Finepix S5 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G
ニースの海岸の朝は、イヤなことをすべて思わず忘れてしまうくらい爽快だ。
もちろん、そこには、朝からビーチで遊ぶ長期休暇中の連中もいれば、その連中が捨てたごみを早朝から一所懸命回収している人たちもいる。
そこには、はっきりとした序列があり、それだけを見るとなんだか不愉快な気持ちになりそうなんだが、それでも爽快な気持ちにさせられてしまうくらいの朝だ。
“Bonjour!”
まさに。その言葉がぴったりだ。
ホント、深いね。この言葉。
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今日は日帰り東京出張。
夕方から、青山一丁目にある日野君のオフィスにも行った。
彼とは、彼が京都大学のころからの付き合いなんだけど、今日は彼の会社の社長も交えて 3 人でブレインストーミングをやった。
自分のオフィスに戻っても、まだ大脳が励起状態だったのか、シャワーをしている最中にスゲェ アイデアを思いついた。まさに
“Eureka (εὕρηκα)!!”
興奮して、夜遅かったけど日野君に緊急電話。
彼も
「そりゃ、すげぇっす!ついに来ましたね!」
こういうアイデアで来るときには来るんだよね。
絶対特許取れるね。しかも “カネを生む特許”。
やりまっせー。
なんかワクワクしてきましたよ。久しぶりに。フフフフフ。
Aix-en-Provence にて - Fujifilm Finepix S5 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G
・・・
図書館、っていい響きですよね。
静かで整然としていて。
いろんなことがすべてルールに則っています。
すべてのものは名札と番号が付けられ、きちんと整理されて、棚にしまわれます。
『日本造船年鑑 補遺版』 から 『お父さんの英会話』 まで分け隔てなく。
そこには感情に左右されたりすることはひとつもありません。
穏やかに、静かに、時間も整然と過ぎてゆきます。
図書館のように生きて、図書館のように老いて、図書館のように死ねたらいいでしょうね。
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