夏日、そして、穏やかな風の吹く晴れた休みの日には

Pentax K20D, smc Pentax FA77mmF1.8 Limited
今日も夏日でした。
穏やかな乾いた風の吹く一日。
みなさんのところはどうでしたか?
仕事場から窓越しに空を見上げていたら、去年書いた話を思い出しました。
・・・

・・・
晴れた休みの日は、いつものように公園に行こう。
お財布と帽子とカメラを持ったら準備完了。
服なんて適当でいいよ。
ドアを開けると、乾いた風がふわっと部屋を吹き抜ける。
「きもちいいねー。」
君は目を細めながら、外を見て言う。
外は初夏の明るさだけど、風にはまだ冷たい空気が混じってる。
ひんやりした廊下でなかなか来ないエレベーターを待つ時間も、君とこうしていられるだけで特別気持ち良く感じる。
「どうしてそんなににこにこしているの?」
君は不思議そうに言う。
「エレベーターを待っているのが楽しいから。」
僕がそういうと、「あなたはほんとに変な人」と言って君は笑う。
「わたしね、あなたの笑顔を見るのが好き。とても優しい気持ちになれるの。」
君は少し考えてから、そう言った。
廊下から見る空はとても明るくて、このまま飛び立てるような錯覚に陥りそうになる。街路樹の影は昨日より少し短く濃くなっているような気がした。
エレベータの階数表示がもうすぐ僕らの階に到着することを知らせている。
僕は、もし僕が映画の中に住んでいるなら、今をエンディングにしたい、と思った。
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