« お気に入り#2 | メイン | 目に見えないもの - (改訂) »

human dignity


Pentax K100D, SMC Pentax DA21mmF3.2 AL Limited


『ホストタウン』というドキュメンタリーを見た。

アイルランドのニューブリッジという町に住む家族の話だ。
この家族にはダウン症の女の子と、脳性まひの女の子がいる。
ドキュメンタリーでは、父親の抑えたトーンのナレーションで、その家族の暮らしを淡々と描いて行く。

「個人の尊厳」(原語 “human dignity”)とは何か、ということを強く考えさせられる。

まず、自分のことを大事に思わないで自分以外の人のことを大事に思えるか、自分をリスペクトできずに自分以外の人をリスペクトできるか。
そういうこと。

 ・・・

僕の友人で車椅子のジムカーナ※1選手がいるんだけど、以前まだ僕たちがフレッシュマンシリーズを追いかけていた頃、彼にこう言ったことがある。

「それだけのハンデを負って、健常者と一緒にやっているのは凄いよ」

そうしたら、彼はこう言った。

「誰だって何かしらハンデを持ってるんだよ。資金だったり、時間だったり。ただ、僕のハンデは目に見えて分かりやすいだけさ」

ホントに凄いヤツだと思った。
不平や不満を言ってる、自分が恥ずかしくなった。

『ホストタウン』を見て、彼のこの言葉を思い出した。

※1 スキーのスラローム競技のように1回に1台ずつ走行して、タイムを競うモータースポーツです。ローカルイベントから、JAF公認全日本選手権まで、年間 数百戦 のイベントが開かれています。

  ・・・

** 2箇所のランキングに登録してます。気に入って頂いたらクリックお願いします。
   FC2ランキング   人気ブログランキング

コメント

HIROBOTさん、こんにちは。
はじめまして、naoと申します。

貴ブログを拝見してこれだと決めて8月半ばに注文したpentax K100Dが昨日、
やっと届きました。

HIROBOTさんのようなすてきな写真をとりたい、と思っています
(って言ってもカメラはいっしょだけどウデはかないませんが)。

これからも素敵な写真を楽しみにしています。

本文の内容に関係のないコメントで失礼しました。

nao さん、はじめまして!
コメントありがとうございます。

> 貴ブログを拝見してこれだと決めて8月半ばに注文したpentax K100D

そういっていただけるとホントに嬉しいです。
PENTAX から営業費用貰わないといけないなぁ(笑)

> って言ってもカメラはいっしょだけどウデはかないませんが

お上手ですね(笑)

nao さんの写真も是非見せてくださいね!

僕なんか、“写真教室”や“写真学校”なんていうのも行ったことないですし、ホント、テキトーなんです。
ただ、まわりにベテランのプロカメラマンの方がおられて、いろいろ教えていただけるので助かっています。

みんなハンデがあるんですよね。
今、私も、周りの人もそんな当たり前のことを見失ってて、それをどう伝えたらいいのかわからなくてずっともやもやしてました。

でも、なんか軽くなったような気がします。

ありがとうございます v


意味不明ですみません……;;

アユミさん、こんにちは。

どうもブログサーバーが調子悪くてレス遅れてすみません。

> そんな当たり前のことを見失ってて、
> それをどう伝えたらいいのかわからなくてずっともやもやしてました。

わかります。その気持ち。
少しは役に立てたのなら、嬉しいです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




作者 “hirobot” について


音楽と写真とモータースポーツを愛する翻訳屋です。


メールは、 まで






無断転載はご遠慮ください







“お話”まとめました

 →  lost + found



PENTAX好きはぜひ

 → LOVE → Digi-Pen



僕のホームページです

 → $HOME/.profile








コメント

トラックバック