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2009年12月31日

ありがとう、そして、よろしく。


 
2009年は、いいこととよくないことが半分ずつあった年でした。
でも、それが僕にちょうどいいんだと思います。

  ・・・

2009年は最後に、初めての短編小説の連載をはじめました。
メールやコメントで感想をたくさんもらって、とてもうれしいです。
2010年もぜひ読んでやってください。

では、みなさん、良いお年を。

  ・・・

あたらしい日、あたらしい夢。

さようなら、2009。 こんにちは、2010。
ありがとう。そして、よろしく。

  ・・・


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2009年12月29日

新月前夜、窓、そして君の事。【第 3 話】


文・イラスト: セキヒロタカ
 

[前回までのあらすじ]
その晩、その部屋の明かりはいつもの新月前夜とは違って、2度明滅することなく点いたままだった。その鮮やかな緑の明かりが何かの暗示のように思えた僕は、翌日「その」ビルに行ってみることにした。

  
  ・・・
  
次の日、僕はどうしてもあの明かりが気になったので、原稿書きに入る前にそのビルの下まで行くことにした。ニットにツイードのダウンベストを羽織り、厚手のニッカホーズを履いて自転車で出かけた。

「そこ」に行くのは初めてだった。
方角はわかるのだけど、距離はほとんどわからない。

街中はまっすぐ走れないのだ、ということに走り出して改めて気付いた。
オフィスビルやコンビニエンスストア、中華料理店などをジグザグにかわしながら、僕は自転車で「その」ビルに向かった。
途中、鉄道の下をくぐる道を通り、自転車用のスロープのある歩道橋を2度越えた。

そして、「そのビル」の下に着いて僕が見たのは、壁面をすっぽり覆われた建物だった。

  ・・・

そのビルは壁面工事中だったのだ。

昨夜は明かりがはっきり見えたから、きっと今朝工事を始めたんだろう。

ひょっとしたら僕がいつも見ている方向が違うのかも、と思い、ビルをぐるっと回って見てみた。僕の部屋はこの建物から見ると東に位置しているのだけど、東側はすぐ近くに高架の線路が通っているのでよくわからない。
僕は、線路をはさんで斜め向かいにある8階建ての雑居ビルのエレベータで上に上って見てみることにした。


雑居ビルの1階のイタリアのカジュアルファッションを扱う店を通り抜けて、エレベーターホールに行った。消費者金融や歯医者、会計事務所といった中にメガネ店を見つけた。6Fだった。ここなら部外者が簡単に入れそうだ。
僕は6Fまでエレベータで上がった。

メガネ店は雑居ビルの6Fフロアの南半分を占有している結構大きな店舗だった。
僕はメガネのフレームを見るフリをして、「あの」ビルの壁面が見えるところを探し、西の窓のほうに移動した。窓際に陳列してあるメガネフレームと日除けのハーフシェードが邪魔にはなったが、「あの」ビルの壁面が見えた。


東側の壁面も上まで足場が組まれ、厚手のメッシュで覆われていた。
やはり、今朝工事が始まったのだ。
それにしてもすばやい工事だ。
朝始めて、もう足場が組まれ、メッシュで覆われている。もしかしたら、下半分くらいは昨日の時点ですでに足場が組まれていたのかもしれない。

僕の部屋との位置関係や風景から考えて、「あの」窓はメガネ店からは左上に見える部屋の窓のはずだ。メガネ店から見ると「あの」窓が足場とメッシュで覆われていることはわかるものの、足場が邪魔になり、その窓がどうなっているか詳しくはわからない。

「どのようなフレームをお探しですか?」

振り返ると、真新しい白のブラウスとライトグレーのツイルのタイトスカートの女の子が僕の後ろに立っていた。「あの」窓の場所を探すのに夢中で彼女が後ろに来たことに気づいていなかったのだ。

「あ、特に探している、というわけでもないのだけど、近くを通りかかったので。」

意味不明の言い訳だと思いつつそう言うと、彼女は、御用がございましたらまたお呼びください、と静かに言い、笑顔で会釈してカウンターの方に戻っていった。きっと彼女ならとても感じよく朝の天気予報を読めるだろう、という感じの笑顔だ。

僕は、「あの」窓の場所がもっとよく見える場所を他で探すことにして、メガネ店を出ることにした。

「ありがとうございました。」

静かな朝の天気予報の女の子の声を聞きながら僕は店を出てエレベーターに乗った。
僕は雑居ビルを出て、周りのビルで上に上がれそうなところを探してみたが、見当たらなかった。

  ・・・

僕は、あきらめて自転車で帰ることにしたが、あの窓と明かりのことが気になって仕方がなかった。

(つづく)

  ・・・


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2009年12月23日

新月前夜、窓、そして君の事。【第 2 話】


文・イラスト: セキヒロタカ
 

[前回までのあらすじ]
新月の前の夜、三日月の端がビルにかかったときに最上階の「その」部屋の明かりが必ず2度明滅することに気付いた僕は、新月の前夜になると毎月「その」部屋の窓をベランダから観察していた。しかし、その晩はいつもと違っていた。

 
  ・・・

その夜もとても寒い冬晴れの日の夜だった。

僕は、細くて白い三日月がビルに近づいてきたことを確認してから、いつものように淹れたてのコーヒーを蓋付きのマグカップに入れ、フード付きのダウンジャケットを着込んでベランダに出た。

初めて「このこと」に気付いた日もこんな寒い日だったな、と思った。
僕は、それが何年前のことだったか僕は思い出そうとしたけど、なぜかどうしても思い出せなかった。

ふと気づくと、もう三日月の端がビルに隠れる寸前だった。
僕はその一瞬を見逃さないように目を凝らしていた。

部屋の明かりが点いた。

いつもと違ったのは、それからだった。
その日は、その明かりは点いたまま消えなかった。

今でも不思議なのだけど、そのとき僕が奇妙に思ったのは、明かりが点いたままになっていることより明かりの色だった。

「今日は緑だ。」

いつもと違う、鮮やかな緑色だった。
じゃあ、いつもは何色だったか、と訊かれると、まったく思い出せない。
モノクロームの夢の中に赤い夕日が現れたとたん、それまでそこに色がなかったことに気付く、そんな感じだ。

そしてその緑の明かりはずっと点いたままだった。
緑の歩行者信号のようだった。

「もう待っていなくていいんだ。行っていいんだ。」

と言っているように思えた。

僕は何か起こりそうな気がしてずっと見ていたのだけど、コーヒーも底をつき、体も冷えてきた。

「きっと、カーテンの色を変えたとか、それだけのことだよ。」

僕はそう思うことにして、部屋に入った。
そして、バスタブに湯を溜めて体を温めてからベッドに入った。

僕はベッドの中でうとうとしながら、明日「あの」ビルに行ってみようと考えていた。
 
(つづく)

  ・・・


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2009年12月21日

新月前夜、窓、そして君の事。【第1話】


文・イラスト: セキヒロタカ
 
 
あれは何年前の冬だったかな。
骨のように白く細くなった月が新月になる前の晩だった。僕が「そのこと」に気づいたのは。

その日はとても晴れていて、放射冷却で外は冷え込んでいたのだけど、ブラインドの隙間から見えた三日月が気になり、ふとベランダに出たくなった。
原稿締め切りの直前だった僕は、風邪を引いてしまわないように、ファーがたっぷり付いたランチコートを着込んだ。そして、お湯を沸かして温かいコーヒーを作り、蓋付きのマグカップに入れて、ベランダに出た。
コーヒーを飲みながらベランダで月を眺めていると、僕の部屋から見て月の端がビルにかかったとき、そのビルの最上階の部屋の明かりが点いて消えてを2度繰り返した。
僕はなぜかそれが妙に気になったが、そんなことはひと月も経たないうちに忘れていた。

その翌月、その日が新月の前の晩だったことを思い出し、先月妙に気になっていたことを一緒に思い出した。
僕がベランダに出て新月前の三日月を観察していると、月の端がビルにかかったとき、またあのビルの最上階の部屋の電気が2度点滅した。
僕はそれ以来、とてもそれが気になり、毎月、新月の前の晩になると、三日月とそのビルの最上階の部屋の電気を観察した。

  ・・・

そう。
その新月の前の晩も同じように僕はその部屋(正確に言うと、そこに明かりがつくであろう窓のような場所)と三日月を観察していた。
しかし、それはいつもの新月の前の晩とは違った夜になった。

(つづく)

  ・・・


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2009年12月20日

よーするに、デコトラ?笑


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8


COP15のニュースが毎日流れ、環境保護の重要性が叫ばれてる中で、自称「エコバッグ派」な人たちがなぜかクリスマスイルミネーションで家を飾り付けてたりしますね。しかも、キリスト教徒でもなかったりする。(キリスト教徒であったとしても、イルミネーションのためには CO2 を排出しても良い、というのはいかがなものか、とは思うけどね。)

住宅地のド派手なクリスマス イルミネーションを見るたびに「何かに似てるなぁ」と思ってたんだけど、思い出した。

あ、これって、デコトラだ!

ご存知かもしれませんが、デコトラ、ってその昔一世を風靡した長距離トラックに派手な電飾点けたりとか、八代亜紀とかペイントしたりとかしてある、そういうトラックですね。
僕が中高生のころ、ヤンな人たちはクラウンとかシーマとかそういう車の内装をムラサキのチンチラ貼り(なつかしー)にして、車内灯をシャンデリアにしたり、シフトノブを光る水中花(!)にしたりしてたけど、ド派手なクリスマス イルミネーションやってるのも、よーするに、そーゆーのがスキな人たちなんだろうなぁ。良いとか悪いとかじゃなくて。

最近クリスマスの電飾 (と呼ぶことにした) も「いくらなんでもそりゃやりすぎ」って言うのも増えてきてるけど、それもこの仮説に合致するね。
ヤンな人たちって、なんでもすぐにエスカレートするでしょ?「でかいのがいい」ってなったら、どれだけでもでかくして、でかいほうがえらい、みたいな。アメリカン チョッパー バイクだって、ちょっと前のヤンな人たちが乗ってたのって「それってぶら下がり健康器(死語)ですか?」っていうようなのになってたもんね。
きっとクリスマスの電飾のエスカレートもそういうメンタリティなんだろうな。

・・・南無阿弥陀仏。(こういうところに使うのは間違ってるね!)

  ・・・


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2009年12月19日

今日は寒かったですね


Fujifilm Finepix S5 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

今日はこんな感じの空でした。本当に寒かったです。
夕方まで暖房点けずに頑張ったのですが、夜に入って我慢できずに点けました。

まだ寒さは続くようです。
ご自愛ください。

  ・・・

COP15、アメリカと中国、グルなんじゃないの?って思っちゃいますね。
中国が条件飲んだらアメリカだけが悪者になるし、その逆だと中国だけが悪者になる。
利害が一致して、お互い非難試合しているように見えるけど、実はテーブルの下で手を握ってる、みたいなね。
とはいえ、1人あたりの CO2 排出量はアメリカがダントツなんだから、アメリカがちゃんとやらないと。
ホント、無責任な国だよね。アメリカは。
「捕鯨はけしからん」とか言いながら、「地球環境よりニューヨークの株価指数の方が大切」とはね。どういう国民なんだ。連中は。

  ・・・

少し前のことですが、BMW レースカーの第一次見直し仕様が完成したので、オーナー様と見に行ってきました。

上モノを軽くすることに重点を置いたため簡素ながら、ポイントを抑えた造りになってます。
早くコースでドライブしたいですねぇ。

  ・・・


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2009年12月17日

森とダム。ちゃんとしたデータを調べる、ということ。


Nice にて - Fujifilm Finepix S5 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

  ・・・

あ、おばちゃん、僕が撮ってるのに気付いちゃった? Bonjour !!

  ・・・

今日は、いつもと違うテイストで。

知らないことや気付いてないことは一杯あるということ、新たに知ったことや気付いたことで生じた疑問点はちゃんとしたデータを調べればわかること、について。

  ・・・

日本学術会議の答申「地球環境・人間生活にかかわる農業および森林の多面的機能の評価について」って、聞いたことある?僕はなかった。
そこに、

「森林には洪水や渇水を緩和し水質を浄化する機能,土砂の流出や崩壊を防ぐ機能,…(中略)… 日本学術会議の試算では年間約 70 兆円 と評価」*1

と書かれていた。
また、ダムの代わりとなる機能の分だけに絞り込んだとしても、水資源貯留と洪水緩和だけで約 15 兆円/年も価値があるそうだ。*1

僕は、ちょっと待てよ、と思った。
じゃあ、ダムなんかに金を使うより、林業に投資したら良いんじゃないの?
どのくらい投資すれば、森林をどの程度増やせるんだろう、と考えて、調べてみた。

入手できたのは2004年の資料*2 だったけど、それでも十分役に立った。
1990年の時点で日本の林業従事者は 11 万人。それが2000年では 6.7 万人となっている。この間、国産材の供給量は、2,937万立方メートルから 1,802立方メートルに減少している。これを従事者数で割ると、267立方メートル/人(1990年)と 269立方メートル/人(2000年)となる。つまり、生産性はほとんど変わらず、従業者数の減少分がそのまま国産材の供給量の減少になっていることがわかる。*2
つまり、この減少分の木材を供給していた森林が、他の用地に転換されていなかった場合、その森林は放置されていることになる。

では、従業者数を元に戻せば国産材の生産が戻るか、というと輸入材との価格差を考えると難しいとなるが、もし、仮に、森林管理の人件費を政府が全額補助する制度を設け、全国で 4万人の林業従事者を増やした(つまり1990 年とほぼ同じ従事者数になる)と仮定してみよう。
完全に 1990 年と同じレベルに戻ったとすると、現在より 60% 多い森林が管理できる。そこまでいかなくても 50% 増えただけとしても、前出の貨幣評価から考えるととんでもない金額になる。

上記の貨幣評価から考えるとダムの代わりとなる機能の分だけを考えても、約 15 兆円の 50% が増えるわけだから、7.5 兆円の効果
それに対して、コストは 1人当たり 年間 700万円とすると、2,800億円。

寿命のある設備であるダムに対する年間予算 約 6,000 億円 (2000年) *3 と比較すると、森林に投資する有効性の高さは際立っているといえる。

しかも、4万人の雇用が創出されるのだ!

もちろん、森林の役割はそれだけではない。
表面侵食防止(28兆円/年)、水質浄化(14兆円/年)、水資源貯留(8.7兆円/年)、表層崩壊防止(8.4兆円/年)、保健・レクリエーション(2.2兆円/年)、二酸化炭素吸収(1.2兆円/年)、化石燃料代替エネルギー(0.2兆円/年)、と幅広い*1

森林ってすごいね。お金かけるなら、こっちにかけようよ。


【出典、参考文献】

*1 日本学術会議答申「地球環境・人間生活にかかわる農業および森林の多面的機能の評価について(答申)」

*2 東京大学大学院農学生命科学研究科、酒井秀夫氏の論文「日本における林業活動と山村の持続的発展」

*3 国総研プロジェクト研究報告 第 4 号


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2009年12月15日

市庁舎前、午後1時。


Aix-en-Provence にて - Fujifilm Finepix S5 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

まだ6月だったが、それはとても暑い日だった。

ホテルから小分けして持ってきたミネラルウォーターが底をついたので、市庁舎前の通りを少し行き過ぎたマルシェのはずれにある日用品店でコーラを買って公園に戻り、日陰を探した。
本当は冷えたビールが欲しい気分だったが、この辺はとても高いので諦めることにした。

見つけた日陰の石段に腰を下ろし、ぼんやり公園を眺めた。
カフェのテラスは昼休みで賑わっていた。
公園の噴水には名前の分からない鳥が何羽か留まって水浴びをし、絵葉書売りはワゴン車のテールゲートに腰掛けて暇そうに通りを眺めていた。

コーラを一口飲んでから、ずっと手に持っていたので少しぬるくなってしまったボトルのキャップを閉めて僕の隣に置いた。石段に手をつくとざらっとした感触がしたが、それはなにかずっと遠い世界のもののような気がした。

そのとき突然、僕は世界からまったく切り離されて、どこにもつながっていないことに気付いた。

今に始まったことじゃない。
ずっとそうだ。
生きている、っていうのは、どういうことだ?

「今見ているのも、これまで見てきたのも、全部夢だ」と言われたら、簡単に受け入れることが出来るだろう。

  ・・・

僕は、誰もやってこないレストランの店主だ。
毎朝、綺麗に掃除をしてテーブルをしつらえ、カトラリーを並べて店を開ける。
夜が更けて、通りに人通りがなくなったら、僕は誰も入ってこなかった店の扉を閉めて、使わなかった厨房を片付け、誰も席に着かなかったテーブルにホコリが掛からないようにして、店の明かりを消す。
ある朝、店の扉が開いていなかったとしても、誰も気にも留めない。
僕は、僕のためだけに、掃除をし、準備をして、店の扉を開け、そして閉める。

  ・・・

市庁舎の時計が、午後1時を公園にいる人たちに知らせていた。
テラスの客たちは時刻など気にしていない様子で、僕の知らない言葉をやり取りしている。

相変わらず、暑くて、静かな公園で、僕はどこからも切り離されて、ただそこに存在していた。


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2009年12月12日

自分で自分のことを尊敬できること


Fujifilm Finepix S5 Pro, Sigma DC 24-70mm 1:2.8 EX DG

これまで、僕は「他人から尊敬される人間になりたい」と思ってきた。
それはそれで間違いじゃないと思うし、他人からの評価なんてどうでもいい、とは思わない。

でも、大切なのは、「自分が自分のことを尊敬できること」なんだと思う。

僕は、「努力や課程ではなく、結果だけが意味を持つ」場所で生きてきたし、そういう世界が好きだった。それは仕事でも趣味でも(もはや趣味とは呼べるかどうかは疑問だけど(笑))。
仕事としてするからにはプロだから、もちろん今でも「努力で評価してほしい」なんて少しも思っていない。
これまでは、精一杯やって自分で納得できる結果が出てもそれに対する評価が低かったとき、「どうして評価される仕事ができないのだろう」と自分を責めていた。

でも、自分の能力を最大に使って、ちゃんと努力したのなら、自分で自分のことを尊敬できる。
自分の努力は、自分が一番よく分かっているから。
逆に自分がサボっていたら、いくら他人から評価されても自分では自分のことを尊敬できない。それも自分が一番よく分かっているから。

できないことは、できない。
人間にはそれぞれの能力の限界というものがある。
でも、できることは必ずあるはず。
できることをできるだけやろうと思う。

「自分で自分のことを尊敬できることをしているか」。結局、尊厳 - dignity とはそういうことなんだと思う。



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2009年12月06日

コレ、楽しいね


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

今日は久しぶりにバンドでスタジオ入り。
僕が書いた新曲を初めてまともにバンド全体で合わせた。
今回の練習前に、コーラス部分のメロディと、テーマの歌詞をちょっと変更。
テーマ部分の最初のコードが Am7 で歌いだしの音が D なんだけど、僕は自分で作ったのでごく自然なんだけど、miki 君は「頭の音が取れん」と言ってちょっと苦労気味。
なので、とりあえず、最初の何回かは僕が本メロを歌って練習。そこそこ形になってきたかな、と。

  ・・・

僕はあまり、というか、ほとんどテレビは見ないんだけど、たまたま見つけた久しぶりに楽しい番組。
テレビ東京系の「空から日本を見てみよう」。
うるさいばかりのお笑い芸人は出てこないし。
わざとらしいヨイショばかり連発するゲストもいない。
のんびり空から風景を見て回る。という単純な番組。
ナレーションも気合が抜けてて丁度いい。
のんびりするにはぴったりかも。


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作者 “hirobot” について


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