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2009年11月30日

2つの孤独


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

「孤独感」という言葉が使われるとき、多くの場合が正確に表現すると「疎外感」だ。
つまり、「自分だけが他者から疎外されている」という気持ちを表現するのに使われている。

人間は群れで生活する動物だから、そう感じるんだろう。
もし、ネコのような動物ならそうは感じないかもしれない。
孤独という概念すらないだろうね。

こうしてみると「孤独」には2種類ある。

1)「他者からの自由」を求める「能動的孤独」

2)「他者からの疎外」を感じる「受動的孤独」

良く考えてみると、この2つの孤独は、ある面では全く正反対のものだ。
1)は他者を自ら拒絶し、2)は他者から拒絶されている。

どちらにも共通しているのは、結果的に自由である、といこと。

自分だけが孤独、つまり、疎外されていると感じるから孤独が辛いのであって、実はそういった人間がほとんどなのだ、ということに気付けばどうってことない。

誰もがネコのように、自分の好きなように、他者がどうしてようと気にも留めない存在ばかりだったとしたら、きっと「疎外感」は感じないはずだ。疎外もクソも、元から群れてない。

こういうことに気付いたら、疎外感を感じることはなくなった。

能動的に孤独を受け入れられれば、そこに自由を見つけることができる。
自由って言ったって、好き勝手できる、という意味ではなくて、他者からの精神的な自由。
他者からの評価から解放される自由。

そう考えると、孤独も悪くないな、と思う。



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2009年11月29日

自分の持っているもの、『Stuff - Live At Montreux 1976』、など


Olympus E-P1, Voigtlander Nokton classic 40mm F1.4 MC

僕はもともと他人から好かれるタイプではない。
いろいろと努力はしてみたけど、まぁ、無駄だったね。どれも。
基本的な性格に問題があるのだろうけど、それを無理に繕っても結局上手く行かない上に、ストレスが溜まる。いいこと無い。
“他人から好かれる” ことは、努力してどうこうなるものではなくて、その人の行動や持って生まれたものの総体として、結果的に他人から好かれるわけだから。
もちろん、かといって、自分勝手に生きるんだ、っていうわけではなくて、“他人から好かれることを目的として行動しない” ということです。
自分は他人から好かれていないな、と感じても、そのことについて自分を責めすぎないようにしよう、ということ。自分に悪意があってやったなら問題だけど、善意で行動して、そのときはそれが精一杯のことで、結果的に嫌われたのだったら、それはそれで仕方ないことだから。
とにかくそのことで自分を責めすぎてはいけない。そういうことです。

  ・・・

これ、弊社のエディタのワタさんから以前もらったものです。
『Stuff - Live At Montreux 1976』 の DVD。Stuff がモントルー・ジャズフェスティバルで演奏したときの模様を収録したもの。
 

 
久しぶりに聴き直した(観直した)けど、凄い。Stuff の素晴らしさがここに凝縮されている。soul-stirring というけど、魂を本当にグラグラ揺さぶられる演奏だ。
ライブならではの素晴らしさだ。こういう感覚は、一発録りの生演奏でしか得られないように思う。
これと同じくらいの感動を与えてくれた演奏は、The Crusaders の 『Scratch』Lee Ritenour の 『Friendship』(こちらはライブではないけど、スタジオでアルバム丸ごとカッティングマシンを動かしながらの一発録り(ダイレクトカット!)の生演奏だ)くらいしか知らない。
これらは、どれも本当に素晴らしい演奏なので、聴いたことのない方には絶対のオススメです。

ゴードンエドワーズ若いなぁ。
この中で、もう2人もこの世にいないなんて。


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2009年11月27日

話題のギター ピック


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

今日は小春日和、っていう言葉がぴったりの1日でした。
だれもいない冬の公園も、それはそれで良いものですね。

  ・・・

ここのところ、連続で音楽ネタです。

完全ハンドメイドの強化アクリル製ピックとしてかなり話題になった(なっている?) V-Picks の V-Pick。

普通の厚さのものもあるんだけど、人気がある(話題になってる)のは、2.7mm 厚(!)などの普通ではちょっと考えられない厚みのもの。
横から見るとこんな感じ。

一番厚いモデルなんて、11.85mmだよ!!それってピック?

ま、とにかく一度使ってみようと、2.7mm厚の “Screamer” を購入してみた。
しかし、すごい人気だね。どこも売り切れ。この Screamer もやっと見つけたお店で残り2枚。

パッケージには、

“Lightning Fast. Incredible Tone Improvement. Secure Grip”

と書いてある。

いざ使ってみると・・・
確かに速いパッセージは弾きやすい。深く入りすぎたときなんか普通のピックだとリズムが崩れちゃうところでも平気で突破しちゃう。真中がわずかにへこんでいるので、握りやすくて落としにくい。
ただ、“Tone Improvement” については、僕には合わない。音が硬すぎる。
これは好みだし、好きな人もいるから、これだけ話題になってるわけだしね。
一番気になるのは、ピックで弦を押さえて音を止める奏法を使ったときに、弦とピックが当たる「ビィン」という音が大きいこと。このピックの性質上仕方ないのだけど。
結局、1週間使って、元のピックに戻った。

しかし・・・ドラマーなのに、ギターの話題ばかりで、全然ドラムの話題が出てこない、っていうのもどうなんだろ(笑)


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2009年11月23日

ギター改造完了報告【その2】


Fujifilm Finepix S5 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

先日サーキットでテストしたレース用 BMW 318is のオーナー様とご友人&僕でクーロスエンジニアリングに行って、この車の変な動きの原因をタイヤ温データなどで究明していたんだけど、どうもリバウンドストロークの問題の可能性の高いことが分かってきた。
次回のテストまでには、何とか対策ができそう。あの困ったブレーキも改善される予定。よかったよかった。

  ・・・

話は変わって、先日の報告の続き。
Saymour Duncan の P-Rails ピックアップは、ギター好きなら知ってると思うけど、
↓のようなワイヤリングになってる。

≪P-Rails Wiring Explanation はこちら≫

ピックアップも見た目そのままなんだけど、ネック側が前P90/後Rail、ブリッジ側が前Rail/後P90 の構成。こういう風にしておけば、Rails のミックスを使えば、ストラト特有のネック+ミッドのミックスサウンドに近いのが出せる。なかなか考えられてるよね。
これで、on-off-on のトグルを使って、P90 側のみ取り出すのと、Rail 側だけ取り出すのと、P90 と Rail を組み合わせてハムバッカーとして取り出す、の3種類が出せるわけ。
見たら分かると思うけど、ネック&ブリッジでシングルコイルもハムバッキング構成(配線図では“split-mode”と書いてる) になっているので、Rail でも P90 でもN/Bミックスでローノイズです。
この辺が、単にハムバッカーをタップ出しするのとは違う。

前(【その1】)にも書いたけど、このピックアップを入れるには on-off-on のトグルスイッチが必要なんだけど、スイッチポッドで on-off-on のがほとんどないし、大きいスイッチポッドだと薄いボディに入りきらないので、on-off-on トグルスイッチを別途増設。ワイヤリングもやり直し。

前の配線の絡みでいろいろあって、どうしても配線が長くなるので、長くなった分のホット側のワイヤーはすべてアルミでシールドして、シールドアルミ材はボディのグラウンド側にアースした。

肝心の音だけど、3 種類(オールドストラト風シングル、P90 ソープバー、フルハムバック)で音が全然違うのでホントに面白い。ボディが1つだけにピックアップの差が分かりやすくていいね。

思ったとおり、オールドストラト風シングルがいい感じです。

あと、意外と P90 が使える。まさにソープバーサウンド。
パワーの割りにハムバッカーのように「鼻づまり」にならない。
クリーントーンもいいけど、少しオーバードライブ気味なのも結構良い。

ただ、生音はいいんだけど、Thinline 用にセッティングした CS-3 コンプレッサとの相性が悪くて、現状上手くコンプレッサを使えてない。全然欲しい音が出ない。
これ用にセットを出さないと使えない感じ。特に Attack を絞らないと相性悪い。
上手くセットすると良い音で使えるのかもしれないけど、なかなか難しそう。

逆に普通のハムバッカーとして使う分には、特にクリーントーンならシンラインの方がずっと好みの音がするんで、使い分けになりそう。
Rail シングルの音が欲しいときかP90の音が欲しいときはこっちかな。



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2009年11月20日

ソーイングは基本的に工作だ。


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

先週末のサーキットでのサスペンション・テストの帰り道。高速道路にて。
前の日記にも書いたけど、ホント、この日を挟んで前後は天気が悪かったのに、この日は一日中気持ちよく晴れていて、とてもいい日だった。サーキット・ランも楽しかったしね。
全日本に出てた頃は純粋に走りを楽しむことがなかったから、こういうのもいいな、と改めて思った。

  ・・・

久しぶりに、ファッション通信。
セルフ写真とかもあって、ちょっとアレなので(笑)、この続きは↓の「続きを読む "ソーイングは基本的に工作だ。" 」にて。


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ロードワーク (っていうか“サイクリング”だね) でのお気に入りの服装。
出発前に玄関の鏡前でセルフ写真。

今回のは、前回の“乗馬”テイストのワードローブと使ってるパーツはほとんど同じなんだけど、アレンジで全く違う感じになる。前回のときは、ボトムスがツイルのスラックスだったけど、今回はデニムジーンズ。
デニムジーンズでソックスインするときに困るのは、ソックスがかなりゴワゴワすること。
クロップトジーンズでも、結局は裾が2つ折りの仕上げなので裾部分は生地が3重になってる。ただでさえ分厚いデニムがより分厚くなるので、ソックスインするとソックスがごわごわになっちゃう。
そこで、考えた。

「そうだ。端を切りっ放しにして、端ミシンだけ掛ければイイやん。」

でさっそく裁ちバサミでチョキチョキと切り、端ミシンをタカタカと掛けた。
で、↓こんな感じ。端ミシンがヘタクソなんじゃないよ。切り放し方が雑なだけ!(笑)

今のミシンは、端ミシンのボタンをポンと押すだけでぜーんぶやってくれるから楽ちんだね。
このミシンも自分で掛けたけど、何度やっても、ソーイングってやっぱり工作だね。
ソーイングってなぜか女子のもの、って感じがあるけど、全然そんなことないと思う。
電動ドリルでギターを改造するのと、何にも変わらない。
ミシンも精密機械としてなかなか魅力的だし、自分で設計した通りに造形ができるのは、材料が鉄であれ、木であれ、布であれ、なんでも面白いもんね。


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2009年11月18日

願いがかなう、ってことじゃない


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

ロードワーク、って程のこともしてないけど、晴れた日は15km程自転車で走ってる。
この季節の晴れの日は自転車で走るのに最適だね。めちゃくちゃ気持ちいい。

  ・・・

僕がずっと考えてきて形になり始めたことが、仏教の教えと同じことだった、と気付いてから、南無阿弥陀仏についていろいろ調べてる。

僕は、運とか、境遇とか、自分の力ではどうしようもないところで思い悩んだりしていた。
人間は愚かだから、どうにもならないことを知恵でなんとかしてやろう、と考えてしまう。(愚かな人間のそのような知恵を、親鸞は「行者のはからひ(計らい)」と呼んだ。)

人間も、ワンコやネコのように、境遇も運もそのまま受け入れて生きればずっと楽に生きられるのに。

「念ずれば救われる」という親鸞の教えは、得てして、「願望実現」的な利益信仰と捉えられることが多いけど、そうじゃない。別に南無阿弥陀仏を唱えたからと言って、金持ちになったり、欲しいものを手に入れたいといった願いがかなったりするわけじゃない。

人間の愚かな知恵ではどうにもならない、運とか境遇を、ありのまま受け入れることによって、不要な苦悩から解放されるんだ、ということ。

救われる、っていうことの本当の意味がようやく分かったよ。
実際、救われたからね。

  ・・・

日曜日は、上手い具合に1日だけ晴れで穏やかな日だった。とても気持ちよかった。

海沿いのサーキットで強風が心配されたけど、それも全然問題なし。
楽しい時間をありがとうございました。僕なんかよりよほど運転上手いです。>オーナー様


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2009年11月13日

日曜日は久しぶりの


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

朝、早起きして散歩するたびに「朝の散歩は何物にも代えがたい」と思うのだけど、翌朝にはすっかりその気持ちもどこかに行って、ベッドからなかなか出られないのはだめだなぁ。

  ・・・

久しぶりの連日更新です。

久しぶりと言えば、自分の競技車両がない状況というのは、97年に本格的にジムカーナを始めて以来。
1年くらい競技車両に乗っていないのは 2 年ぶり?近畿チャンピオンを取った2007年は、06年後半から体調を崩して07年の前半まで車自体乗れなかったもんね。

日曜日は、本当に久しぶりに競技車両に乗ってきます。
他人様の競技車両のサスペンションセッティングなどという大それたことを仰せつかりまして。
早朝4時起床、5時に某サーキットに向けて出発。
オーナー様自らわざわざ僕の自宅までお迎えに来ていただけるという至れり尽くせりの待遇。痛み入ります。
ヘルメット、スーツ、シューズ持って乗りに行くだけなんて、なんて贅沢・・・ありがたや、ありがたや。
オーナー様自身もすでに速いドライバーなのでプレッシャーはありますが、どうしたってできないことはできないので、無理せずできる限りのことをやって、何とかお役に立てるよう頑張ります。

運転したことのない車両、走ったことない(っていうか行ったこともない)サーキット、しかも、他人の車、という 3拍子揃ったスリリングさ(笑)



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2009年11月11日

ギター改造完了報告【その1】


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8
 
 
仕事の合間にちょっとずつ作業をしてきた。
こんな感じなので、本当に仕事の合間にやってる、って感じ。

ドリルもフツーのドリル。
半田ごては中学の時に中村君にもらったやつ。
で、ようやく改造完了。

リアのポッドのノブとジャックの間に、on-off-on の2回路トグルスイッチを入れてる。
というか、ここ以外は入る余地がない。

新しく入れた Saymour Duncan の P-Rails ピックアップと元に付いていた Riverhead のモールド ピックアップを並べてみた。

P-Rails をこのギターにマウントしようとすると、元のギターも特殊、元のピックアップも特殊 (モールド埋め込み型)、新たに付けるピックアップも特殊 (on-off-on のトグルが必要)なので、結構大変。

要約すると、

1)ピックアップの部分の座繰りと取り付けねじを改造および変更。
2)エスカッションの固定部を改造。
3)on-off-on のトグルスイッチを増設。

となる。
上の写真でも分かる通り、この元のピックアップはこの形のまま座繰って“ぼこん”と埋め込んであるので、通常のハムバッカーをエスカッションでマウントしようとすると、通常のエスカッションマウントねじではマウントできない (つまり座繰りの中にねじが入り、エスカッションはぎりぎりでボディに引っかかってる感じになる)。
なので、かなり長くて、かつエスカッションの穴を破壊してしまわない程度のねじが必要になる。
エスカッションからピックアップを吊り下げるねじを避けるための座繰りをし直す必要も出てくる。

また、普通のスイッチポッドが使えない。
この Saymour Duncan の P-Rails は、2 つのコイルに別の特徴を持たせていて、それを 4 コンダクタで切り替えるため、on-off-on のトグルスイッチが必要。
なので、通常のon-on-on のタップ用トグルスイッチは使えないので、普通のスイッチポッドは使えない。
探したけど、スイッチポッドはみんな on-on-on ばかり。それにあまり長いスイッチポッドだと、ストラトなどより薄めのボディなので、入りきらない。
また、天板にかなり複雑なアールが付いているので、ミニスイッチの根元部分も“斜め”に座繰る必要がある。
そのためだけにリュータービットやグラインダービットを買うのももったいないので、手持ちのドリルビット(しかも鉄工用!)で座繰った。ちょっと力を入れるとドリルビットがしなって、かなりビビったよ。

・・・って長くなったので、続きは次回。


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2009年11月06日

代わりがいる/いない、と、価値がある/ない、とは全然違う。


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

「俺がいなくたって、社会は回る」って?
うん、確かにその通り。

たいていの場合、最初は困ることはあっても、その内なんとなく代わりが出来る人が出てきて、気付いたらまったく元と同じことが出来るようになるもの。
意外と代わりっているもんだ。

大体、一人や二人いなくなったくらいで社会が回らなくなったら、あっという間に人類と言う種は絶滅だ。だから、そうならないように出来てる。

「俺がいなくたって、社会は回る」という言葉の裏には、「いなくなったらみんな困るような存在でありたい」という希望があるんだろうけど、それは“人類絶滅”と引換でしか手に入らないようなものなんだよね。

じゃあ、代わりがいるから、無価値なのか、というとそれは全然違う。

たとえば、ハチの群れの女王蜂は1匹だけど、働き蜂はたくさんいる。
確かに働き蜂が1匹2匹死んだくらいで蜂の群れが困るようなことにはならない。
じゃあ、働き蜂は女王蜂より価値が低いか、というとそんなことは全然なく、どちらも価値は同じ。
すべて女王蜂でも群れは成り立たないし、すべて働き蜂でも成り立たない。
重要さは同じなんだよね。

「代わりはいるけど、存在価値はすべてに均等にある」というのは、ごく当たり前のことなのに、つい忘れがちになる。

「ナンバーワンでなくてもいい、オンリーワンを目指せ」なんていうワケの分からない“個性論”が出てくるから、「オンリーワンにならなくちゃ」っていう強迫観念に縛られてしまう。

“かけがえのない存在” ということばかりクローズアップされるから、“代わりがいる” ってことに気付いたとたんに自分がとても無価値に感じてしまったりする。
“代わりがいない人” の方が “代わりがいる人” より価値があるように感じさせられてる。
でも、そんなことない。
代わりがいるかどうかと、価値があるかないかはまったく無関係なんだ。

「ナンバーワンでなくても、オンリーワンでなくてもいい。みんながそこにいることに意味がある」っていうことなんだと思う。


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2009年11月04日

簡単な計算


Olympus E-P1, Voigtlander Nokton classic 40mm F1.4 MC

昨日の日記に書いたこと、以前の僕なら「他人からどう思われてるか気にするな、と言われても無理」って思ってたと思う。
なんでこう思えるようになったかと言うと、簡単な不等式に気付いたから。

左辺の「努力が報われた分」って「努力するストレス」と比べたら本当に小さい。
それに対して右辺の「減った分のストレス」っていうのは随分大きい。
右辺は現状、負の値になってるので、確実にこの不等式は > で成立してます。

もちろんね、「他人の迷惑を気にせず傍若無人に振舞え」って言うわけじゃなくて。
最低限、人間として守るべきモラルは守り、常識的に気を遣うのが前提でね。



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2009年11月02日

努力して何とかなることと、そうでないこと


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

「ほんとはイヤなんだけど、イヤって言ったら悪い印象持たれるかも」とか思って、無理したりしたこともあったけど、今はそんなこと思わない。
どんなことしても、他人の印象なんて思ったようにはコントロールできないもんだ。
それなら正直に話して、それで悪い印象もたれたら仕方ない、と思えるようになった。

もちろん、努力して何とかなることを努力しないで失敗したらあとで後悔する。
だから努力して何とかなることは努力することが大事。

でも、自分が努力して何とかなること、とそうでないことがある。
努力しても何ともならないことを思い悩んだり、それで無理したりすることをやめたらずいぶん楽になる。
もっと早く分かっていればずいぶん人生も楽だったのにね。


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