確率の間違った使い方
なんだか、立て続けに野球の話に (表面上だけだけど) なってしまいますが・・・
先日、野球の試合で“送りバント”に関して解説者が、
「ノーアウト1塁で送りバントはセオリーのように見えますが実際には違います。ノーアウト1塁で最も点が入りやすいのは、送りバントやエンドランではなく、ヒッティングだと確率で出ています。」
と言っていた。
“確率” の使い方を誤った良い例だと思う。
ノーアウト1塁でヒッティングさせてもらえる、というのは、ある程度の打撃が見込める打者 (つまり強打者) であるわけで、当然ながら打率も高く、打点も多い、というわけです。
当然ながら、ノーアウト1塁でそういうバッターが打席に入ったときは、点が入りやすくなるのは当然です。
つまり、ノーアウト1塁で、バントを命じられるようなバッターが打席に入るのと、ヒッティングさせてもらえる強打者が打席に入るのとでは、当然ながら後者の方が得点が入る確率が高いのは当たり前で (だから強打者なんだけど(笑))、作戦の違いとは無関係なんだよね。
こういう間違った確率の使い方はやめましょうね。特にプロがそんなこと言ってると聞いてるこっちまで恥ずかしくなるよ。
・・・
テスト、なんと雪でした。
もう4月になろうというのに・・・
Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G