凡才の価値
Pentax KM, smc Pentax FA43mmF1.9 Limited, Fujifilm 100 ACROS
昨日は本当に久しぶりの (1か月以上ぶり?) のデジタル写真でしたが、今日はまた自家現像のモノクローム写真です。
・・・
話は全然変わりますが、僕には、誇れる才能がひとつもありません。
一流と呼ばれる人たちが持っている「このことはだれにも負けない」と思えるものがひとつもないのです。
天才同士が出会って、お互いに刺激し合って素晴らしい仕事を成し遂げる、というのは、いつも感動的で憧れます。
「自分にもなにかそういうものがあるに違いない」と思って探したこともありました。
才能のある人を羨んだり、それを持たないことに卑屈になったりしていました。
でも、今は素直に才能がないことを認めて、それでも卑屈になることなく生きていけるようになりました。
確かに僕の仕事 (産業翻訳) には、創造性は要求されません。
必要なのは真面目にコツコツ、ミスが少なくなるように心がけることだけです。
(僕のホームページでも書きましたが) 人間の体に例えれば、イチローやマイルスのような天才が脳細胞なら、僕は角質細胞のようなものです。
誰もが脳細胞になれるわけではないし、脳細胞だけでは体は成り立ちません。
角質細胞だって、角質細胞なりの存在理由があるのです。
だれかにとっての僕が、体にとっての角質細胞程度の存在理由を持つならば、僕は十分に存在している価値があると思うのです。
そう考えるとね、少しがんばれる気がします。
角質細胞なりに、ね。
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コメント
>真面目にコツコツ、ミスが少なくなるように心がけること
それも才能だと思いますよ~。
自分のできる事は他人もできる事だとつい錯覚してしまいがちですが、hirobotさんの真面目にコツコツは実は誰にでもできる事では無い、って考えてみたりしません?
私もコツコツできない1人なので、できる人は凄いなーと思いますし、尊敬します。
だって真面目にコツコツ頑張って全日本にまで出れるなんて、どう考えても真面目という才能だと思います。
投稿者: がんま | 2007年11月30日 01:17
がんまくん、おはよう!
いやぁ、僕もまじめにコツコツやるのは苦手なんです。
でも、それしか生きて行く道がないから仕方ない、って感じなんです。
ようやく多少慣れてきました。
> 全日本
それは、がんまくんの車両が全日本にクラス設定がないだけなんじゃ・・・
(^_^;)
投稿者: hirobot | 2007年11月30日 08:16
hirobotさん,こんばんは。
うーーん,なんと言うんでしょう,hirobotさんのこういう真摯な所って「才能」ではないかもしれませんが,「資質」と言えるんではないでしょうか。
今までにいろいろあったかもしれませんが,それらをひっくるめて自分を肯定して生きられるようになったこと,すごいことだと思いますよ。自分なんか,歳をとるごとに卑屈になってきているし,自信は持てないし,おまけに偏屈になっていくのを自覚しますもん(苦笑)。
投稿者: taku | 2007年11月30日 20:39
taku さん、こんばんは。
僕は、なんといいますか、その、卑屈を通り越した、って感じです笑
凡才の誇りというのでしょうか。
「僕の仕事は、天才には退屈すぎてできるわけがない」っていう自負(?)があります。これは冗談じゃなくて。
天才には、僕のような“どれだけでも代わりはいる”仕事なんてとてもできないと思います。
“負け惜しみ”といえばそうなんですけどね(^_^;)
そういう面でいえば、負け惜しみの能力だけは結構イイ線いくかもしれません。
投稿者: hirobot | 2007年11月30日 20:49
私も常に自分の居場所というか、生きる道を探し続けています。
今の仕事は周りから必要とされているので安心感はありますが、今年からちょっと忙しくなってきて、コツコツやる余裕も気力も無くなって辛いです。
>全日本にクラス設定がないだけなんじゃ・・・
いやー、あったとしても出れませんし、出れたとしても勝てません。
スポットでいいから「いつかは全日本」と思うこともあるので、その時はVitzでも買うことになるかも...(^^;
ただ小さくて加速のいい車が好きなので、VitzのN車じゃちょっと物足りないかも。
投稿者: がんま | 2007年12月02日 01:03
がんまクン、コメントありがとう。
自分の価値を見いだせる場所を見つけるのは難しいですね。
でも、がんばクンは周りから必要とされているわけで、見つかっているのではないのかな。
> 小さくて加速のいい車
そうねー。
僕もそういう車が好きやなぁ。
大きい、というか、重い車はやっぱりダメですね。楽しくないから。
まぁ、がんまクンの車両より強烈な加速をする車ってあんまりないと思うけど(笑)
ただ、コーナリングは転倒があるから根性と精度が要るけどね!
投稿者: hirobot | 2007年12月02日 17:22
今はありますけど、いつ無くなるかわからないですし、捨てるかもしれないので。
それに、仕事の自分、家庭の自分、ジムカーナの自分、誰々さんとの間の自分、等々と色々ありますので、やっぱり常に探し続けてます。
自分に自信が無いから常にその場所場所で少しでも良いから存在価値を探してしまうのかもしれません。
ちっこいですよね~(笑)
投稿者: がんま | 2007年12月04日 02:01
がんまクン:
みんなその場所で四苦八苦して自分の存在価値を見出そうとしているんですね。
つい、みんなは見いだせているんだろうなぁ、と思ってしまうんです。
一種の被害妄想でしょうか笑
投稿者: hirobot | 2007年12月04日 10:32