本当に新型インフルエンザ感染は関西からだったのか?
Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8
ここのところ、テレビや雑誌でも話題になり始めたね。新型インフルエンザは、関西より先に関東で流行っていて、既に蔓延しているんじゃないか、っていう疑惑。
要約すると、以下のようになる。
1)今年 4月、収束したはずの A 型インフルエンザが関東で再流行し、東京都だけで多くの学校が学級閉鎖していた。
2) その頃、関西では通常の A 型のインフルエンザは収束しており、それによる学級閉鎖も関東の 1/10 以下だった。
3) 当時、厚労省は「海外渡航暦のない人間は、A 型インフルエンザ ウイルスが出ても新型インフルエンザの検査は不要」としていたので、関東の医療機関や医師は、この検査対象外の患者にはまったく新型の検査を行っていなかった。
4)4月から 5月にかけて、A 型インフルエンザの流行のピークが東から西に移動してきていた。
5) 5 月になって神戸で初めて新型インフルエンザが発見されたのは、神戸の医師が機転を利かせて、検査対象外だった患者の検査を行ったからだった。
このことから考えて、既に関東では新型インフルエンザが蔓延していると考えるのが自然だ、というわけだ。
確かに一理あるね。