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行き止まり


Aix-en-Provence にて - Fujifilm Finepix S5 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G
 
その年の夏は、僕にとって行き止まりのような夏だった。

「ここから先には進めません。」

僕は、そう書いてある目の前の標識を何度も読み返している。

  ・・・

以前に書いた話を思い出した。

  ・・・

どうしてもアイスコーヒーが飲みたくなったので、切らしていた豆を買出しに出た。
家に戻った僕はコーヒー豆を挽いて落とし、氷を一杯入れた銅のマグカップに注いだ。
氷がカップの中で「ちりちり」と音を立てて解けた。

アイスコーヒーを三分の一くらい飲んでから、僕は床に寝転がり、目を閉じて、あの行き止まりの夏を思い出していた。

光はどこまでも白くて、空はどこまでも青くて、君はどこまでも素敵だった。

こうしていると、目を開けたら隣に君がいて、冷えたミネラルウォーターのボトルを僕の額にあてて、「気持ちいいでしょ?」って笑っているんじゃないか、って思えるくらいに今でもはっきりとした輪郭を持って戻ってくる。

少し風が出てきたのかな。
レースのカーテンがさらさらと音を立ててるのが聞こえる。

網戸越しに入ってくる風は、少し夕立の匂いがした。

  ・・・

行き止まりの夏。

僕は今も、あのハンバーガー屋の窓際の席で君の隣にいる。
 

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コメント

こんばんわ。この前は貴重なアドバイス頂きありがとうございました。今日の写真も奇麗ですね。なんだかほっとします。特に木と建物のバランスがいいなぁって
ど素人の意見ですが・・・
最近仕事が忙しくておまけに恥ずかしいですが精神的にもまいってきて・・・こんな状態で週末試合
?今は余裕ないです。

意地でも出ますが・・・

ちょっとした癒しありがとうございました。

まさゆきさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

週末は誰かと勝負するのではなく、自分のイメージどおりに走れるかどうかに注力してくださいね。

ちなみに僕は事前練習なしのぶっつけ本番の方が調子良かったりします。その分、神経が研ぎ澄まされるからでしょうね。

陽射しが気持ち良さそうな1枚。
hirobotさんの写真はいつもそう。光がとってもキレイ。

hayano さん、こんにちは。
写真気に入ってくれてうれしいよ。
ありがとう。
この場所は、ほんとに光がキレイなところだったよ。

暑さを忘れさせてくれるセンテンス。そしてクリアーな空気が写真からもわかるエクサンプロバンスの街角。
気温が10度ぐらい下がって、涼しい風が吹きましたよ。

時々、むかしの記憶や街角の風景を思い浮かべながら、カーテンの横で横になっているのです。あのプラタナスの並木は一体どこだったんだ?誰と一緒だった?
風も覚えているな。風に匂いもあった。
なんてフワーっとしていると、いつの間にか二人の息子が覆いかぶさっていて、「怪獣ごっこしよう!」となるんです。
ああ、パパだって子供の頃の記憶を辿ってるんだからほっといてくれないかなあ。
「ねえ、サッカーの練習しよう。」
現実に引き戻されてしまいます。

hirobotさんこんばんわ
了解です!今週のテーマとしてイメージどうり走れるかに集中します。N2クラスの走りは参考にしますが^^
他の事は考えずイメージにどれだけ近づけるかですね。

ありがとうございます。

funamyu さん、おはようございます。

僕は funamyu さんのような“現実”がないので、ずっとこんな感じで漂っています。きっとずっとこのままのような気がします。

まわりはどんどん時間が進んでいっているのに、僕の周りだけ現実感が欠如している感じです。

まさゆきさん、おはようございます。
とにかくスタートからゴールまでのイメージを作り上げること。それが一番大事です。
がんばってください。

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