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こんなのどうでしょう。どうして怒らないの? など


Contax T3, Carl Zeiss Sonnar 2,8/35 T*, Fujifilm PN400N
 
その日、僕は深夜の高速道路を走っていた。
少し疲れたので、途中のサービスエリアに寄ってコーヒーでも飲むことにした。
こじんまりとしたそのサービスエリアは、夜中ということもあってひっそりしていた。
カップベンダーコーナーの窓だけが不釣合いなくらい明るく手前の道路を照らしていた。

僕はコーヒーを選び、後ろのポケットに突っ込んだままにしていたコインを引っ張り出して、ベンダーに入れようとした。

そのとき突然、君といた夏の光景がよみがえってきた。
どうということのない光景。
僕たちはカップ ベンダーでアイスコーヒーを買って飲んだ。それだけの記憶。
なのに、細部まで克明に脳内によみがえってくる。
振り返れば本当にそこに君がいるのじゃないか。そんな気配がするくらいに。

今はいつなんだ。僕はここで何をしてるんだ。

回りの風景が急に現実感を失って、僕は自分がどこにも属していない気がした。

僕はあれからずっとここにいる。どこにも行けない。

僕はコインを握ったまま、人影もまばらな冬のサービスエリアのコーヒーベンダーの前で立ちすくんでいた。

  ・・・

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やっぱりちっさいフィルム カメラはいいなぁ。
出張のときでもかばんに忍ばせていても目立たないし苦にならない。
シャッター ボタン押すだけでこんな写真が撮れるんだもんね。

  ・・・

最近、黒のウールのタートル スウェーターにはまってて、いろんな着方を試してます。
夏に買ったニットタイとの組み合わせてみました。ちょっと面白いでしょ?

タイは、ウィンザーではなく、いわゆる “マフラー結び”。
ちょっとストールをしているみたいでしょ?
やっている人を見たことないし、雑誌でも見たことない。
こりゃ面白いかな、と思ってます。

昼間からセルフタイマーで自分の写真撮ってるのって、どうやねん?っていうのはナシで(笑)

  ・・・

ちょっと話は変わって・・・
暗い話で恐縮ですが、最近、“小泉&竹中” がアメリカ金融界&日本の産業界の犬になって行った “弱者切捨て、金持ち優遇” 政策の負の面がますます大きくなってきましたね。

驚いたのは、トヨタの大幅なリストラ。
ビッグ3と違って、トヨタは減収減益とはいえ、大きく黒字を出している企業だよ。
赤字ならともかく、こんな黒字なのに従業員を切るなんてひどい話だ。「世界的な金融危機だ」なんて危機感をあおって、自らの首切りを正当化しているだけだ。
しかも輸出で莫大な黒字を出しているときに溜め込んだ内部留保もあるはず。

経団連の御手洗会長の発言にも驚いた。御手洗さんは、キヤノンアメリカを立ち上げた人で、もう少し立派な人だと思っていたけど、こんなにひどい人だとは思わなかったね。
経団連会長になったときに出した通称 “御手洗ビジョン” でとんでもないことがたくさん書いてあったから、「なんじゃこりゃ」って思ったけど、やっぱりそんな人だったんだな、と。
麻生のオッサンに呼ばれて、「非正規雇用の人員を切らないでくれ」と要望された数日後に 1000人規模の首切りを実施。
しかもその言い訳に、
「あれは大分の子会社がやったこと」
とか
「あれは派遣会社が首を切っただけで、ウチは契約を解除しただけ」
なんて、言い訳にもならないことを平然と言い放つ神経がわからない。
自分の会社の短期的な利益しか考えないなら、経団連の会長などになるべきではない。

だいたいさ、麻生のオッサン、要請の 2 日後に全く逆のことをされて、完全に面子をつぶされた格好なのに、どうして怒らないの?これじゃ、
「経団連は首相の言ってることなんて聞いてないよ」
っていうようなもんでしょ?
ここで「なめた真似するんじゃない」って一喝すれば、麻生のオッサンの株も少しは上がったのにね。


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コメント

冒頭のストーリー、何回も読んでしまいましたよ。
情景が私にも浮かびます。
写真のように切り取りが素敵なシーンです。

さてさて、先日は有難うございました。
会えてよかったです。
すごく楽しかった。
想像した以上にエネルギッシュな方でした。
またお会いしたいです!
そうそう、あれから奈良駅に行きましたが、なんと!夜行バスに乗り遅れました。時間を間違っていて、目の前で行ってしまいました。奈良は宿泊満杯で、大阪難波に行きました。でも満杯。
結局は四ツ橋まで歩いてやっと泊まれました。1時過ぎてました。
翌日は近鉄で名古屋まで行きました。そして直行でスタジオ練習でした。ハードロック。
長い長い週末でした。

ども.おひさしぶりです.

うわぁ,Yellow Sea!

*** funamyu さん ***
こちらこそ楽しかったです!ありがとうございました。
じゃあ、あの後、寒空(超寒空)の中、F さんとお二人で奈良→なんば→四ツ橋とさまよわれたんですね・・・ひえー。
しかも翌日はスタジオで練習ですか・・・
お、おつかれさまでした・・・
(u_u)

*** bro. ozoz ***
でしょう?真黄色の海のようでした。
ほんとに幻想的な風景でした。

ニットタイとタートルネックセーター、ニットジャケットとの組み合わせ、色系統も合っていてバランスよいですね!あと、ジャケットの襟を閉めたところ(表のデザイン)がみてみたいです。

NHKの「東京カワイイTV」を観ていると、インタビューされる外国人は「東京は(ファッションが)自由だ」と必ず言ってます。

欧米は洋服の歴史が古いので、伝統・ルールに合わない格好をしているととやかく言われるのだそうです。日本は洋服の伝統が欧米よりも浅い分、ファッションの可能性をルールにとらわれず自由に広げられるのは欧米より優位な立場にありますね。

ファッションもリバイバルの連続でそのつど時代的なひねりを入れなければならないですが、そのときに日本の自由な発想は貴重なアイデアになっていくでしょうね。

黄色の葉の落葉の写真、いいですね。イチョウでしょうか?木の感じからすると違うかも?

麻生さん、「下々の人が『非正規雇用の人員を切らないでくれ』というようなことを経団連に言えというから言っておくよ」的なことを言ってそうな気がしてなりません。麻生さんの頭にある景気対策とは何なのだろうかと謎が深まる今日この頃です。

先日はどうもありがとうございました☆

すてきなお写真ですね。それにくらべてわたしのバカイクシーは……どんまい♪

いつも変らずおしゃれですねー

*** Quetzal さん ***
毎度!コメントどうもです。
ほめてくれてありがとう!

このジャケットは鹿の子織りなんですよ。珍しいでしょ?
買ってから着ていなかったんだけど、活躍の場が見つかりました!

> 伝統・ルールに合わない格好
> をしているととやかく言われる

そうだろうねー。
日本でも和服については色々いう人がいてうるさいもんね。

確かにその点、日本は西洋の服飾に関する発想が自由だよね。
ま、場所や目的によっては、あまりにも文法を間違ってたりするのはどうかと思うけどね。
(西洋式のパーティーに、ビジネススーツを着ていく、とかね。商談会じゃないんだから(笑))

この樹はイチョウです。
銀杏臭かったから(笑)

麻生のオヤジ、早くなんとかしてくれ、って感じだよね。
後藤田とか、世耕とか、自民党の中でごちゃごちゃ言うなら、離党しろよ。離党する覚悟もないなら中途半端なことするのやめろ。恥ずかしい。

*** yuki さん ***
コメントありがとうです!
いやぁ、ホント、Web デザイナー(Web だけじゃないけど)ってホント大変だなぁ、と思いました。

やっぱフィルムの性能はすばらしいデス。
人間が長年開発、チューニングしてきているだけのことはある、とつくづく思わせられます。

最近のクビキリ世情の憂きことについては申し上げるまでもない惨状であるので共通理解としてあえてふれず、ちっちゃいカメラはほんとにいいですね。最近はちっちゃいカメラがかわいすぎて一眼デジを手放そうか(というかまったく使っていない)という状況です。
「機動力」という言葉をこれほどに感じたことはなかなかない。おっしゃるとおり、ぱっとファインダーを覗いてシャッターを押すだけで素晴らしい空が撮れる。なんなんだこれは。なお、御手洗さんのアホな言動があったからかどうかはとにかく、キヤノンはとりあえずもういいです。

*** 音羽屋さん ***
コメントありがとうございます!
分かります!その気持ち!
そうなんですよね。なんだかもうデッカイカメラはもういい、って感じです。
まー、僕もとにかくキヤノンはもういいです。
(さすが音羽屋さん、ちゃんと「ヤ」が大きい文字になってる(笑))

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