僕がその曲を演奏することにした理由。
Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8
米国が金融緩和を行って市場にジャブジャブ資金を提供するもんだから、いわゆる“金余り”現象が発生して、投機資金が原油や貴金属に流れ込んでる(銀までが価格が1.5倍になるくらいだからね!)。
原材料価格が上がったからといって、このデフレ不況の中、企業は製品価格に上乗せできるわけもなく、“まっとうにモノ作りをしている”企業の利益を圧迫する。
それにより、労働者の賃金への押し下げ圧力が強まり、労働者はお金を使わなくなる(使いたくても、ない袖は振れない)。
そして、ますますデフレになる。
儲かっているのは“まっとうにモノづくりをせず、カネを右から左に動かしている”金融業界と、その取り巻きの クズなコンサルタント 連中。資産を持っている連中はデフレになれば自分の資産価値が上がる(物価が下がるんだから当然だね)ので、ホクホクだ。
ホント、どうしようもない社会だ。
そういう搾取構造に喜んで自らを組み込んでいる連中が“社会的にエライ”とか“出世した”とか言われるんだから、ホントにどうしようもない。
何にもエラくないし、それを出世だと思っている連中は拝金主義に毒されて精神が腐ってる。
どうしたら、よくなるんだろうね。この社会。
・・・
今日は、思ふ壺でライブです。
マスターから「クリスマスソング、もしよかったらやってほしい」と言われた。
僕は、
「特定の宗教を信仰してはいないが、キリスト教が嫌いなので、とてもクリスマスソングを演奏する気にはなれない。イエスキリストを信仰しないものは地獄に落ちる、なんていう極端に排他的な宗教で、異教徒は皆殺しにしてしまえ、という宗教ですから。」
と言って一旦断った。
そんな時、たまたま大きなオルゴールがクリスマスソングを奏でているのを聴く機会があった。
それを聴いて「どうしてキリスト教が嫌いなのに、クリスマスソングに心を惹かれるんだろう」と不思議に思っていたことの謎が解けた。
それは、クリスマスソングにはクリスマスを祝う人たちの心からの祝福の気持ちが詰まっているからなんだ。
僕は、クリスマスソングを演奏することにした。
ジョンレノンの「Happy Christmas (War Is Over)」だ。
War is over, if you want it.
War is over now.
(戦争は終わる。あなたが望めば。戦争は終わるよ。今すぐにでも。)
You Tube のこの曲のコメントに良い事が書いてあった。
“But the song is a powerful statment of peace and the true nature of Xmas even if you don't believe in Jesus. (I don't)”
「この歌は力強い平和への宣言だ。それはまたクリスマスの本質を表してもいる。たとえあなたがイエスキリストを信じていなかったとしても。(僕も信じていない。)」まさにその通りだ。
コメント
これには、コメント書ける人少ないかなって思ってたけど、やっぱりみんな書けなかったみたいだね。宗教の問題がからむと書きにくいよ。
俺自身は、宗教そのものが問題じゃなくて、それを政治や国家間の争いに利用しようとする人がいることが問題だと思う。
商業ベースでジョンレノンをやるんじゃなくて、思想に感銘してやる関には敬意を表する。
そうだ、関とはまったく違うけど、俺と木村で「七面鳥」の立場でクリスマスソング書いたんだ。ギャグソングに近いけど。にぎわいを見せるクリスマスの夜に食い残されて捨てられる七面鳥の歌。バンドの他の連中には不評みたいで、音源送ったけど何の反応も返ってこない。
そうだ、ライブどうだった?音源アップ楽しみにしてるよ。
じゃあ。
投稿者: 日俣千春 | 2010年12月25日 06:01
*** 千春さん ***
おはようございます。
コメントありがとうございます!
そうですよね。こういうセンシティブな話になるとコメントは極端に減ります、ってか、ウチのブログはいつもコメント劇少ですが(笑)
> 政治や国家間の争いに利用
異議なし。
キリスト教の布教が、まさに欧州列強の植民地政策の手先となっていたことは、歴史を見れば明らかです。
(そういえば、信長が、酔った使節団のものが植民地政策とキリスト教の布教の話をしているのを聞いて激怒した、という話があるらしいですね。)
> 七面鳥
聴かせてくださいよ!!
You Tube にあります?
> ライブどうだった?音源アップ楽しみにしてるよ
これがですね。
客席のすぐ後ろからビデオ撮ったのが悪かったんですが、客席があまりに騒がしく(みなさん結構酔ってるので)、カメラのマイクには客席の声しか入ってない!!
今、他の方で撮ってくださっていたお客様が何人かおられるので、データをいただこうかと考えています。
投稿者: hirobot | 2010年12月25日 09:22
こんばんは、JTです。
アタシも当たり障りのないコメントで(笑)。
クリスマスと戦争といえば、第一次世界大戦中に英・独ではクリスマス休戦というのがあったそうです。単に攻撃しないだけでなく、前線では両軍が一緒に酒を飲んだり、なんとサッカーまでやったそうです。
う~ん、戦争って誰の為に起きてるの、って考えさせられます。
なお、ポール・マッカートニーの「パイプス・オブ・ピース」という曲のPVでこの様子が再現されています。ポールは1人二役で英・独の将校役を演じています。
>「七面鳥」の立場でクリスマスソング
おお、俺も聞きたいよ。まさかタイトルは「コールド・ターキー」ぢゃないよね(笑)。
投稿者: JT | 2010年12月25日 19:53
七面鳥・・木村の題名によると「にわとりHollyNight」はいきなり木村が俺の部屋来てICレコーダーで撮っただけだから。hirobotがクリスマスライブするか、参加したらその時披露するよ(爆)
そうだよね。とる場所でまったく、聴こえなくなる時あるもんね。なんとか音源みつかるの待ってるよ。
P.S.「にわとりHollyNight」クリスマス(イブ?当日?)俺と木村二人で路上でやろうかって言ってたんだ。でも、嫌みのつもりでやってるのが、哀れがられる可能性の方が高いだろうってやめたけどね。
投稿者: 日俣千春 | 2010年12月25日 20:06
自分としてのライブの出来は・・どうでした??
新たな愉快な仲間に巡り会えそうな環境だったのかな?
またしても、今日で老け一歩前進。人の廃棄品を銭に変える
ホームレス的な資金稼ぎを、
ちょこまかしてますよ。
携帯の充電器~家電迄解体して
銅線抜き(笑)
私も世の中のワープア層の一人と
今年の年収算出で実感が増してます。
良き伴侶表れる事ないが、
表れても養う余力も余裕も・・
心の余裕も失い欠けてます。
私は、どうなってもいいから・・
若い世代の方が希望を持って
未来を見据える事のできる国に
早く変わって欲しいものです。
botさんは、音楽で人を感動させ勇気付ける事できるので、羨ましいです。これからも、音楽を通じて励まし、癒し、感動を発信していって下さい。
投稿者: 獄 | 2010年12月25日 21:55
*** JT 氏 ***
おはようございます。
コメントありがとうございます。
> クリスマス休戦
ホント、じゃあ、戦争なんてやめなよ、って感じですよね。
ホントくだらないです。
> 「コールド・ターキー」ぢゃないよね
あははは(笑)
そのオチでもいいですけど!
投稿者: hirobot | 2010年12月26日 05:25
*** 千春 さん ***
おはようございます!
> hirobotがクリスマスライブするか、参加したらその時披露するよ(爆)
いや、そんなこと言わずに。
IC レコーダーの音源でいいので、聴きたいです!
ね?JT 氏?
投稿者: hirobot | 2010年12月26日 05:27
*** 獄 さん ***
おはようございます!
コメントありがとうございます。
> どうだった
なかなか演奏最低でした(笑)
詳しくは別途ブログに書きます!
> 若い世代の方が希望を持って
> 未来を見据える事のできる国に
残念ながら、そういう気配は全くないですよね。
というか、少数の資産を持った層と、そうでない多数の層が完全に分離していて、少数のブルジョア階層だけが相続税逃れをしながら(「逃れ」でなくても、教育費という形で)富を子孫に引き継いで行っています。
今の日本人には革命を起こす気力もない。
結局、将来にわたってこのままかと思うと、暗澹たる気持ちになります。
投稿者: hirobot | 2010年12月26日 05:36
hirobotもしかしたら、俺のために教育問題にふってくれた?
現在の日本の教育だと、格差の拡大再生産になってしまう可能性が大きいんだ。
hirobotの言うように富裕層は教育にお金をかけることができる。エリート教育とまではいかなくても、考えることのできる教育を受けられる可能性が高い。
貧困層は地域自体がそうなっている場合が多く、地域の教育力、家族の教育力は期待できない。幼いころから学習に関してハンディキャップもってることになる。小中学校へは、地元の(貧困層の多い、教育困難校と呼ばれる)公立学校へ行く。そこで待っているのは「習熟度別学習」という名の差別教育。学習が遅れている子供たちは「かめさんコース」とかネーミングだけ工夫された、基礎基本を大切にするという名目で「百マス計算」に代表される、単純な反復練習。考える問題に出会う機会さえ奪われている。
今挑戦してるのが佐藤学氏の提唱する「学びの共同体」という理念。ここで詳しく書くと長くなるから省略するけど、簡単に言うと「どのこどもにとっても難しいと思えるレベルの高い課題を設定する。どうしても仲間と話し合う機会が生まれる。当然、前提として全員に平等な発言権があることが求められる。子供たちが高いレベルの課題に挑戦していく過程に文部省が求めている最低限の学力があって、授業としては、それは全員にクリアさせる。その課題自体は全員がクリアできなくてもかまわない」公立学校が平等に子供たちに教育を保証するという理念にひかれている。
せめて教育の場、自分ができることの中では平等な世界を目指したいと思っている。障害をもった子供たちも含めて、全員が同じ権利をもっていることを伝えていきたい。
hirobotも場所は違うけど、同じ理念をもって、音楽やブログやってると思ってる。
じゃあ。
P.S.七面鳥の歌、木村呼んで撮ろうか?でも、想像しただけで、おじさん臭がしてくるよ(笑)
投稿者: 日俣千春 | 2010年12月26日 14:41
*** 千春さん ***
現場の実情を伝える貴重なコメントありがとうございます。
これをコメントで返信するにはもったいな過ぎるので、別の日記(記事)に上げたいと思うのですが、このコメントを転載させていただき、それについての記事を書かせていただいてよろしいでしょうか?
ただ、ご本名でコメントされているので、職業上問題があるかもしれません。その点も含めて可否をお知らせいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
投稿者: hirobot | 2010年12月26日 22:21
O.K.
hirobotは、現在の問題について発信してくれる。それについて、ブログ上でいろんな立場の人が自分の意見を言っている。
自分の美を追求する中にそれが含まれているのかもしれないし、ロック魂って言ったら臭いけど、体制や時流に流されない攻撃的な心kもしれないし。
とにかく、そんな中で取り上げてもらえるなら光栄だよ。実名O.K.ただ生徒のプライバシーに関することをコメントするときは、仮名で投稿するよ。
thanks!!
投稿者: 日俣千春 | 2010年12月27日 05:10
*** 千春さん ***
ご快諾、ありがとうございます。
このこと(社会階層の非流動性、格差の固定化)については、言いたいことが山ほどあるので、他の日記でまとめることにします。
その時は是非、現場の実情などコメントいただければ大変うれしいです。
よろしくお願いいたします。
投稿者: hirobot | 2010年12月27日 12:38