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His condition can't stop him


Fujifilm Finepix S5 Pro, AF Nikkor 50mm f/1.4D
 
プロジェリア患者のジョサイアのショートドキュメンタリーを見た。

彼はまだ10歳そこそこだけど、人の10倍で老化している。
背丈は 1m もないのに、老化が進み身長も伸びない。
そして、もうすぐ寿命が尽きる。

彼の夢は野球の試合に出ることだ。

彼は直接リトルリーグの監督を訪ねて訴え、試合に出られることになった。

「彼は僕の目をまっすぐ見て“I wanna play baseball”って言うんだ。断れるわけないよ。」

ボールを打って、自分の体の半分くらいもあるようなヘルメットを揺らして一塁まで全力疾走するジョサイア。一塁にたどり着いて満面の笑みでコーチに向かってガッツポーズをする。

彼は知ってる。
自分が打ったボールは、みんなよりずっと近いピッチャーズマウンドからゆっくりトスされたボールだということ。みんなと同じスピードでは野球ができないこと。

でも、彼は「かっこ悪い。恥ずかしい。とてもできない」なんて言わない。
彼は野球を本当に愛しているから。
野球に対する情熱は、誰にも負けないと思っているから。
試合でボールを打って、一塁に走る。それだけで彼にとっては夢のような時間だから。
試合が終わったとき、それが悲しくて仕方なかったのか、彼は帽子を目深にかぶり泣いているところを見られないように隠していた。

彼の母親が、ドキュメンタリーの中で「His condition can't stop him.」と言っていた。

僕は自分の一番大切なことをそこまで愛せているかな?
いろんなことを言い訳にして諦めていないかな?



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コメント

僕は一人の脳腫瘍の子どもを知っている。健康なときは、授業中は眠っちゃうし、部もサボる子だったんだけど。もしかしたら、脳腫瘍が発見されていなかっただけで、身体が辛かったせいなのかもしれない。その子を見舞いに行ったとき「勉強したいな」「みんなと卓球したいな」って言葉を聞いて、涙が出てしまった。他の子たちにとって、何気ないことが、その子の望みだった。抗がん剤で腫瘍が小さくなり、今登校している。もちろん、他の子たちと同じように運動はできないけど「君も卓球部の仲間だよ。」って声をかけたら、入部届けをもってきてくれた。嬉しかった。
hirobotの話を見て、彼を思い出していた。身の回りの、幸せを自分が感じられるように。感じている心が自分で分かるように。
自分が、どんなに幸せなのか、hirobot氏、みんなが今幸せだと思える世界を作っていこう。
ありがとう。自分が、忘れそうになってしまうことを感じさせられた。

*** charchiharu さん ***
こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
「身の回りの、幸せを自分が感じられるように」
良い言葉ですね。
本当にその通りです。

人間って、簡単なことの方が気づきにくかったりします。
贅沢がそうさせていると思うのですが、人によってはそれを向上心と呼ぶ人もいます。
でも、僕は向上心と呼べるものとそうでないものがあると思うのです。
自分が幸せだと感じる気持ちがあるかないかで、その人が幸せかどうかが決まると思います。

hirobotさん、こんばんは。

この写真、hirobotさんらしいと思ったのは私だけでしょうか。ナイスです。(^^)

本当の愛の前には、立ちはだかるものなどないですからねぇ。
ただ好き。それだけです。

*** なん さん ***
おはよう。コメントありがとう。

実は、僕は「何が僕らしい写真なのか」っていうのは良くわかっていないのです。
意外と本人はわからないものかもしれません。
ひょっとしたら、こういうのはみんな同じなのかも、とも思います。
でも、僕が写真を始めたころから、僕の写真を見ているなんさんからそう言ってもらえて、安心しました。
僕は僕のままでいられているんですね。

> ただ好き。それだけ

そうですね。
ジョサイアに「どうして野球が好きなの」と訊いても、質問の意味自体を理解できないだろうし(僕も同じ質問をされても理解できない)、
好きに理由を求めちゃいけないのかもしれません。

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