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【前回の補足】上を向いて歩くこと、と、ないものねだりすること、とは違う


Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8

前回書いたことで、コメントをいただいて、それに対する返事を書くことでまた自分の考えがまとまってきたので、もう少し書くことにした。

僕はずっと、「どうして自分はああいう風になれないんだ」って考えることは向上心だと思ってた。
こういう“向上心”は常に、世間から評価されている人が基準になってる。
こう書くと、「そんなことない」っていう人がいるかもしれない。

僕はよく想像する。
もし、自分より素晴らしい仕事ができる人間がこの世にいなかったら、どうだろう。
もし、自分より素晴らしい演奏をできる人間がこの世にいなかったら、どうだろう。
もし、自分より速く走れる人間がこの世にいなかったら、どうだろう。

トップにいる連中が、トップにいながらにして向上していくのは、他人を基準とせずに、自分の理想を基準としているからだと思う。

だから、もし野茂英雄に才能がなくて、トップを走れていなかったとしても、彼は尊敬に値すると思うんだ。
自分に対する評価が相対的ではないから。

人ってやっぱり“製造誤差”があって、努力でカバーできるものとできないものがある。
でも、それはあくまで“世間的にトップと比較して”ってことであって、自分の中では違う。

人にはそれぞれ与えられたキャパシティがあって、それをどのくらい使えているか、ということが重要なんだと思うんだ。
自分が持っているものの中で十分努力している、これ以上求めるなら他の人に頼んで、と自信を持って言えれば、それは最高だと思う。
ようやく最近のその境地に立つことができたよ。

他者から少しでも良く見られたい、と思うから大変なのであって、あるがままでいるようにして、それに対する評価を気にしなければ何にも大変なことはない、
だって、それは自分ではコントロールできないものね。

こういう風に考えだしてから、ほとんど何にも執着しなくなった。

  ・・・

ちょっと話は変わるけど、いつもこの人の靴には、ぐいぐい心を惹かれてしまう。
(続きは、↓の「続きを読む」で)


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特にこれは、出色の出来ではないかと。

KATHARINE HAMNETT のサイドゴアブーツ。

エレガントだけど、ちょっとアヴァンギャルドで、キュート。サイドゴアのデザイン、ヒールの角度、ソールへのつながり、どこをとってもキャサリンって感じ。
だけどね、もう買えない。全国的に品切れです。製造は日本で、日本でしか買えません。
「ないものねだり」つながりってことで(笑)

  ・・・


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コメント

KATHARINE HAMNETT のサイドゴアブーツ、いいですね!
似合いそう!
でも良いものってさすがみなさんチェックしていて、売り切れてしまいますよね~
世間の評価って、時代や思想によって180度変わってしまうものなので、意味はないと常々思っています。

ところでカタバミ、いいですね。私はアサガオにしようかな。多年草でヘビイチゴっていうのもいいかもしれない笑
でも多年草の第一希望は甲子園に生えてる芝かな~
阪神園芸さんに手入れしてもらうんだ♪

*** Quetzal さん ***
コメントありがとう!
この Katharine Hamnett いいんだよねー。普通のシューズも良いのたくさんある。どれも統一されたテイストです(ま、当り前か)。

> 阪神園芸

あはははは。
この気持ち、タイガースファンしかわからんやろね(ま、これも当然!)。

いつもお世話になってます(笑)。
この手の話、私にはうまく説明ができないのですが・・・

たとえば、神様がなにか1つ望みをかなえてくれるなら・・・
・3億円の宝くじを当てて欲しい
・ギターで食える腕前になりたい(笑)
・○年若返りたい
とか、いろいろ考えるのです。しかし、究極は・・・
「現在の自分で満足できる心」

と、マジで考えています。これぞ「ないものねだり!」、ですね。

*** Keiz さん ***
おはようございます。コメントありがとうございます!
そうなんですよ。「自分に満足する」っていうのは、「現状に甘んじる」ってことじゃないんですよね。
「他人と比べて自分を評価しない」ってことですよね。
とても難しいんですが、ようやくそう考えることができる時もあるようになりました。「いつも」じゃないんですが。

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