Contax T3, Carl Zeiss Sonnar 2,8/35 T*, Fujifilm REALA
ぼくは、この前、隣町の転換公社に行って、ロボットにしてもらいました。
「それがあなたが元気で幸せになれる方法よ」と彼女が教えてくれたからです。
それからというもの、とても楽になった“気がします”。
というのも、楽になったかどうか、ロボットになったぼくにはすでに良く分からないのです。
ウィーン、ガシャン、ウイーン、ガシャン。
よそ見せず、足元だけを見て毎日仕事をしています。
この仕事が終ったら、次の仕事、それが終ったら、また次。
壊れるまで元気に働きます。
壊れる日を怖いと感じません。
ぼくがロボットだからです。
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Pentax KM, smc PENTAX-M 1:2 28mm, Fujifilm 100 ACROS
僕は随分年も押し詰まってから駅前の郵便局に年賀状を出しに行き、帰りに本屋に寄った。
結局、何も欲しい本がなかったので、スターバックスに入って少し暖まってから帰ることにした。
僕は、ラテのトールサイズを注文して、いつものテーブルに座った。
ここに来るのは今年の夏頃以来久しぶりだ。
僕は、ふと自分が属している時間や宇宙がわからなるような不思議な気持ちになった。
僕が属しているのは誰かの夢の中の時間や宇宙で、現実ではない、そんな感じ。
片方が欠落しているからだ。
テーブルの上のラテのカップから漂ってくるぼんやりした匂いで記憶が混濁していく。
どうしてここにいるんだろ。
現実感がすべて削除されたスターバックスのテーブルで、僕はラテのカップとカバンとマフラーをぼんやり眺めながら途方にくれていた。
Fujifilm Finepix S3 Pro, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G
・・・
ボロボロになっても走り続けている姿が僕は好きや。
僕もそうありたい。
みっともなくてもええねん。
笑われたってかまわへん。
諦めよう、と思ったこともあったし、
これが限界、と自分を納得させたこともあった。
でも、僕は諦めないことにした。
こんなに才能がなくても、ここまでやってこられたのは、諦めなかったから。
身体もボロボロになっちゃったし、進むための靴も片方なくしたような僕だけど、まだやれることはあるはずだ。
目が見えるうちは前を見よう。歩けるうちは足を前に出そう。
自分のために、ね。
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Pentax K100D, smc Pentax FA43mmF1.9 Limited
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なんというか、単刀直入に言って、僕は自分のことが嫌いです。
よく 「どうして自分に自信が持てないの?」 というような言われて情けないのですが、自分が嫌いなんだから仕方がないですよね。
みんなに認めてもらったら、自分で自分のことも好きになるかもしれないと、色々アピールもしてみたりしています。言ってみれば、子供が親に褒めて欲しい一心でアピールするような感じかもしれません。
でもこれだけは思うがままになるものではありません。
「桃李不言 下自成蹊」 (桃や李は何も言わないが、おいしいことをみんな知っている。だから、おのずとその木の下には道ができる) というとおり、“何か” を持っている人のところには黙っていても人が集まってくるものです。
僕には何もありません。本当に何もないのです。見せかけばかりで。
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彼とは以前、螺旋階段の24階の踊り場で会ったことがある。
彼は、少し広くなった踊り場で、同じところをずっとぐるぐると回っていた。
少し悲しげに首をかしげながら、彼は歩いていた。
“ぐるぐる回りの刑”だそうだ。
“ひとの気持ちを分からなかった”という罪でその刑を科せられたのだそうだ。
「でも、それは仕方ないと思う。僕がアカン人やから。仕方ない。」
「たまに君のような人が通りかかって、僕の事を気にかけてくれる。僕はすごい嬉しいんだよ。ほんとにほんとに嬉しい。」
「君は上の階に行ってしまうから、もう二度と会えないのは分かっているけど、また毎日ぐるぐる同じところを回りながら、もう一度会えたらいいな、って思うんだろうな。もう二度と会えないのにね。」
「またこの階で僕は誰かに出会うだろう。そのときは僕は君の事を思い出すと思う。でも、その人は君じゃない。もう君には二度と会えないんだよ。」
「ありがとう。僕のことを気にかけてくれて。もう会えないけど、君の事は忘れないよ。」
彼はそういって僕を見送った。
僕は120階まで来た。
下を見ると、小さく小さく24階の踊り場が見える。
小さすぎて彼の姿は見えないけど、きっとまだずっとぐるぐると同じところを回っているのだろう。
少し悲しげに首をかしげながら、罪を償うために。
それが君に課せられた罰なんだね。
君は今も償っているんだね。
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「ローソンのさ、レシートを握り締めて、ひとりで部屋で涙ぽろぽろ流してるんだよ。大の大人がさ。どう考えても変だよね。」
彼は大笑いするような表情を大げさに作って言った。
「しかも、コロッケ2ヶと爽健美茶のレシートでだよ。普通じゃないね。」
彼は、ギネスをもう一杯注文してから、ピスタチオを割って口に放り込んだ。
「そういう“危険”なものはすべて処分したはずだったんだけど。ふと出てきたりするんだよね。なんか、こう、肋骨の下辺りを大きなナタのような刃物で切られて、自分の中身があふれ出しているような感覚なんだ。」
僕も自分のギネスがなくなったので、もう一杯追加してから言った。
「そうか。それなら、もっとちゃんとしたところで、飲めばよかったね。」
「いや、これでも充分すぎるくらいだよ。ありがとう。」
彼は今度は本当に笑った。
ちょうど、僕のギネスもやってきたので、二人で乾杯をした。
「 『ピスタチオは我が肉、ギネスは我が血である』 だな。」
僕たちは心から笑い、ギネスを一気に飲み干して、おかわりを頼んだ。
彼はとても解放されたように見えた。
「君の事はちゃんと覚えておくよ。」
僕はどうしてもそう言っておきたかった。
「ありがとう。」
彼はその言葉をとても大事そうにゆっくりと言った。
そうして、僕たちはもう一度、最後の乾杯をした。
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Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2.8 28mm
雨。
僕に降り注ぐ雨。
止まない雨。
赤い空から降ってくる。
青い雨。
「傘差さないでいいの?」
「いいんだよ。これでいいんだよ。」
ぼくの体温は少しずつ溶けて、アスファルトに吸い込まれて行った。
僕とアスファルトの境目がなくなったころ、君は言った。
「さようなら」
「うん、さようなら、最後までありがとう。」
僕は青い雨と混ざりながら、最後にありがとうと言えて良かったと思った。
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これが僕の最後の記憶です。
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Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2.8 28mm
いつの間にか、気がつくと、もう春なんですね。
不思議な気持ちです。
知らない人に車に乗せられて、どこか知らないところに連れられて行っている。
僕はぼうっと、車の中から、変わる景色を見ている。
特に何の抵抗もせずに。
そんな気持ちになります。
この後に、今年もきっとまた夏が来るのですね。
大好きだけど、もう来ないで欲しいと思っている夏がまた。
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Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2.8 28mm
さぁ、皆さん、そろそろ時間です。
帰りましょう。
カエリマショウ。
ぼくはもう帰らなければなりません。
それでは、ごきげんよう。
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昨日は、1日中京都にいたのですが、京都に行くと「冬の雨も、それはそれでいいものだな」と感じますね。
どこを撮影しても、絵になります。
ただ、欠点は、どこを撮っても
なんとなく、年末に保険会社の人が持ってきてくれるカレンダーのような写真
になってしまうことですね(笑)
なので、ちょっと襖絵のように横長にトリミングしてみました。
・・・
雨の平日、桂川縁にて。
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この日記は「止まない雨はない」のカテゴリーですが、
今日、このカテゴリーについての感想をメールでいただきました。
忘れていたことを思い出させてもらって、ちょっと感動しました。
「冬来たりなば、春遠からじ」
聞き慣れた言葉なのに、今はとても心に染み入ります。
この言葉を思い出させてくれたことにとても感謝しています。
ありがとうございます。
そう。冬が来ないと、春は来ないのですね。
春が来るには冬が必要なんですね。
・・・
山茶花、山茶花、咲いた道。
焚き火だ、焚き火だ、落ち葉焚き。
当ろうか、当ろうよ。
北風、ぴぃ、ぷぅ、吹いている。
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Pentax K100D, Carl Zeiss Jena DDR electric MC Flektogon 2,4/35
・・・
12月ですね。
皆さん、今年はどんな1年でしたか?
僕は、散々な1年でした。何もかもがひどかった。
昨年が、人生で最高の年だったので、堪えます。
ちょっと挙動不審なときがあって、みなさんに迷惑掛けてすみません。
こんな失態をさらすのは、長い(笑)人生で初めての経験です。
自分のあまりの弱さにほとほとあきれます。
人の好意に甘えすぎて、結局だめになる典型です。
・・・
人との出会いは人生で最も大切だと思います。
“自分のことを一度でも大切に思ってくれた人”、“自分が辛いときに救ってくれた人” を悲しませたりしてはいけないと身をもって知りました。
自分のせいで、ずっと小さく丸くなって何も感じないようにして生きていかなくてはならない人がいる、と思ったら、僕はいたたまれない。
たとえその人が僕にとって許しがたいことをした人であっても、それはできないなぁ。
・・・
僕は本当に本当に行動範囲が狭くて、同じような写真ばかりになります。
飽きちゃいますよね。ホント。
時間とお金があれば、火星にでも行って、“エキゾチック”な写真を撮ってくるのですが(笑)
【団地にて、“苔のじゅうたん” の定点観測です。】
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Pentax K100D, smc PENTAX-M 1:2.8 28mm
昨日のブログは随分反響があって、コメントもメールもたくさんいただきました。
ありがとうございます。
ネガティブに感じられた方もおられるようですが、全然違うんです。
むしろ非常にポジティブです。
・・・
極論すれば、“その人がどれだけ幸福か” は、単に脳の A10 細胞から分泌されるドーパミンとβエンドルフィンの血中濃度で決まるわけで、それ自体に大した意味はない。
“客観的幸福”なんてもの自体幻想なのだ。
幸せは常に“主観的”だ。
「幸せは他人が決めるものではなく、自分が決めるものだ」なんてこと言ってても、得てして“客観的幸福”を求めていたりするものですが(笑)
・・・
人生、数十年で終わってしまうのだから、苦労したって、嫌な思いしたって大したことない。
どうせすぐ終わるのだから。
それなら、先のことばかり考えて暗くなるよりは、今何が幸せだと思うのか、だけを考えて生きていけばずっと楽に生きられると思う (人生が 10万年なら、多少は先のことを考えておかないと大変なことになるとは思うけどね)。
もし、何もかもが駄目になって、苦痛で耐えられなくなったら、生きているのをやめればいい。
「ごめんなさい。もう勘弁してください」って。
そう思うと気が楽になりませんか?
意外と「あ、まだもう1日くらい我慢できるかな」とか思える。
そうこうしているうちに、結構、生きられちゃうもんかな、と。
意外とね。
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このレンズ (smc PENTAX-M 1:2.8 28mm) は、後ボケより前ボケの方がキレイですね。
撮るときはこれも頭に入れておかないといけませんね。
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Pentax K100D, smc Pentax FA31mmF1.8 AL Limited
正直に告白すると、自分にも才能があるんじゃないか、と思っていた時期もあったし、それで人に認めらてもらえるんじゃないか、と思っていた時期もありました。
でも、最近は思わなくなりました。
冷静に考えて、世の中、僕よりずっとずっと才能があるのに、世間的に認めてもらえていない人が本当に一杯いるわけで、僕のような才能が欠如している人間が、偶然、万が一、その中で認めてもらえたとしても、それは単なるラッキー以外の何物でもないな、ということが分かってきたのです。
結局、ブログのランキングも、人に認めてもらいたい、ということが根っこにあるから、やってるんだよな、と思って、ランキングの登録を外すことも考えましたが、ランキングからたどってきてもらえて、大事な友達になれた人もいますから、残すことにしました。
まぁ、こんなことを書いていると、ランキングのクリックをしてくれる人はいなくなっちゃうでしょうけどね(笑)
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とはいえ、別にネガティブになっているわけではないです。
ある意味、とても前向きです(笑)
世間に認めてもらえないとしても、自分の中での人生の価値が下がるわけでもないですし。
(世間的な価値は低いでしょうけど(笑))
さほど遠くない未来に死ぬわけだし、他の人から見て「幸せそうだ」と思われる幸せ (便宜的に「客観的幸せ」と呼ぶ) ために生きているんじゃないですから。
所詮、人生は自己満足だし、「主観的幸せ」だけを考えて生きていくほうがずっと充実しそうな気がします。
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Pentax K100D, smc Pentax FA31mmF1.8 AL Limited
最近、自分のダメさ加減にほとほとあきれることがよくあります。
「恐れ入りました」って感じ。
そりゃ、必要とされなくなるのも無理はない。
“Black Bird” が滲みるねー(笑)
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【一人茫然としつつ。少し日が差してきた窓際にて。】
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Pentax K100D, smc Pentax DA21mmF3.2 AL Limited
雨上がりの朝、ってやっぱり気持ち良いですね。空気の硬さが違うような気がします。
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うーん、DA21mmF3.2 も悪くないなぁ。
PENTAX の単焦点って (少なくとも僕の知ってる限りは)、どのレンズもそれぞれに味があって、どれも悪くないんだよね・・・
困った(笑)
なんで困るかというと・・・
お散歩の荷物が増えるから!
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11/22 の日記の写真、原寸大で見たい、というメールやコメントいただいたので、クリックすると、50% 縮小のものが表示されるようにしました。さすがに原寸大は大きすぎるので(笑)
(今日の写真もクリックすると、50% 縮小のサイズで表示できます。)
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