春の匂い。自給率って?など
Sigma DP2, SIGMA LENS 24.2mm 1:2.8
自転車でロードワーク中に発見。
もう菜の花が咲いてた。
春の、不透明な甘い匂いが少ししたような気がしたよ。
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宮崎哲弥の「トーキング・ヘッズ」で食糧自給率のことを扱ってた。
日本って、実は世界第 5 位の農業大国なんだよね(農作物生産額は世界で第 5 位)。
農家一人あたりのGDP は世界第 6 位。全産業平均では世界第 20 位だから、日本の農業は非常に優秀な産業といえる。
じゃあ、どうしてあんなに食糧自給率が低いの?って思うよね。
物価が高いから、ってのもあるけど、一番大きな理由はその算出方法にある。
食糧自給率は、実は「カロリーベース」で計算してる。
しかも、その分母のカロリーは市場に流通しているカロリーの総量なんだよね。国民一人当たりにすると分母は、2436 Kcal。
ちょっと多すぎるでしょ?
それはなぜか。
実は、これには、たとえば食用油(直接飲んだりしない!)や、コンビニや外食の大量のロスや食べ残し品など、「実際には食べていない」ものが大量に含まれている。
事実、国内の市場に流通している農作物の国産割合は、野菜で80%、畜産品で70%に達する。
野菜はカロリーが低いので、自給率のアップには寄与しない。
畜産品は、飼料をすべて国産で賄っていないと国産とはみなさない、というルールに(農水省が)しているので、こちらも自給率に寄与しない。
「農水省が」と書いたのは、もともと、このような指標を使っているのは、世界で日本だけだから。
“食糧安全保障”における米(コメね。アメリカじゃないよ)の重要性を強調する指標となっている。
自民党時代の票田であった“農業団体票”の影響が見え隠れしているよね。
ホント、ただ通信社や官邸から流されてきた情報を何の疑問もなく垂れ流しにしているマスメディアからの情報をそのまま鵜呑みにしちゃ、官僚連中にごまかされてだまされる良い例だよね。